『世界は説話にみちている 東アジア説話文学論』の詳細情報

世界は説話にみちている 東アジア説話文学論
AmazonカートAmazonで予約する
タイトル 世界は説話にみちている 東アジア説話文学論
サブタイトル
著者 [著者区分]小峯 和明 [著・文・その他]
出版社 岩波書店 レーベル
本体価格
(予定)
3300円 シリーズ
ページ数 342p Cコード 0095
発売予定日 2024-12-19 ジャンル 一般/単行本/日本文学、評論、随筆、その他
ISBN 9784000616676 判型 46
内容紹介
巨樹、龍宮、鬼、お釈迦様…。東アジア、漢字漢文の文化圏全般に共通して親しまれる説話モチーフは一体どのように誕生し、伝播していったのだろうか?東アジア説話研究の第一人者である著者が、世界観・群像・西洋との交流という三つの軸から、経典や絵画など、豊富な資料を駆使し、説話がたどってきた道のりを跡づける。
目次
 序章 説話への招待

Ⅰ 東アジアの世界観
 1 須弥山の図像と言説――アジアの宇宙観
 2 龍宮をさぐる――異界の形象
 3 巨樹の宇宙――環境と生命

Ⅱ 東アジアの群像
 4 四つの門をくぐると――転生する釈迦伝
 5 宝誌の顔――東アジアの肖像
 6 見える鬼と見えない鬼――鬼の東アジア

Ⅲ 東アジアと東西交流文学
 7 授乳の神話学――摩耶とマリア
 8 アジアのイソップ――〈東西交流文学〉の世界
 9 二鼠譬喩譚・「月のねずみ」 追 考――説話の〈東西交流〉

 結章 説話の東アジアへ

 参考文献一覧
 あとがき
著者略歴(小峯 和明)
小峯和明(こみね・かずあき)
1947年生.日本古典文学,東アジア比較説話専攻.立教大学名誉教授.1977年早稲田大学大学院博士課程単位取得満期退学.文学博士.
著書に『予言文学の語る中世――聖徳太子未来記と野馬台詩』(吉川弘文館,2019年),『中世日本の予言書――〈未来記〉を読む』(岩波新書,2007年),『『野馬台詩』の謎――歴史叙述としての未来記』(岩波書店,2003年),『説話の森――中世の天狗からイソップまで』(岩波現代文庫,2001年),『中世説話の世界を読む』(岩波セミナーブックス,1998年),編著に『日本と東アジアの〈環境文学〉』(勉誠出版,2023年),『日本文学史』(吉川弘文館,2014年),校注に『日本往生極楽記・続本朝往生伝』(岩波文庫,2024年),『新日本古典文学大系 今昔物語集二・四』(岩波書店,1999,94年)などがある.
他の書籍を検索する