『ホロコーストとジェノサイド ~ガリツィアの記憶からパレスチナの語りへ ~ 』の詳細情報

ホロコーストとジェノサイド
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タイトル ホロコーストとジェノサイド
サブタイトル ガリツィアの記憶からパレスチナの語りへ
著者 [著者区分]■オメル・バルトフ [著・文・その他]
■橋本 伸也 [翻訳]
出版社 岩波書店 レーベル
本体価格
(予定)
5200円 シリーズ
ページ数 350p Cコード 0022
発売予定日 2024-11-18 ジャンル 一般/単行本/外国歴史
ISBN 9784000616713 判型 A5
内容紹介
ホロコーストの記憶をパレスチナの痛みとともに語ることはできないのか。イスラエル生まれのジェノサイド研究の第一人者が、自身のホロコースト研究と自分史を重ねてパレスチナの今へと語りをつなぐ。ガザの人道危機を訴えるオピニオンやETV特集でもおなじみの著者による骨太かつ渾身の学術エッセイ集。日本語版特別編集。
目次
  日本語版へのまえがき
  謝 辞

 序 章

第Ⅰ部 残虐行為を書く

 第一章 歴史上の唯一無二性と統合された歴史
 第二章 ジェノサイドの場としての東ヨーロッパ

第Ⅱ部 地域の歴史

 第三章 地域からジェノサイドを再構成する
 第四章 歴史文書としての証言

第Ⅲ部 正義/司法と否定論

 第五章 法廷のなかのホロコースト
 第六章 忘却の道具としての記憶法

第Ⅳ部 記憶の訪れる時

 第七章 イスラエル=パレスチナにおける帰還と追放
 第八章 私がたどったアウシュヴィツへの捻れた道、そして帰路
 第九章 過去を語って未来を築く

  訳者あとがき
  原 注(略語一覧)
  索 引
著者略歴(オメル・バルトフ)
オメル・バルトフ(Omer Bartov)
1954年生まれのユダヤ系イスラエル人(アメリカ在住).歴史学者.テル・アヴィヴ大学(学士,1979年),オックスフォード大学(博士,1983年)を経て,現在ブラウン大学教授(ホロコースト・ジェノサイド研究).第二次大戦期ドイツ国防軍の研究に始まり,ルーツであるガリツィア(西ウクライナ)のホロコーストをテーマとした一人称の歴史叙述や小説を執筆.著書にAnatomy of a Genocide: The Life and Death of a Town Called Buczacz(Simon & Schuster, 2018), The Butterfly and the Axe(Amsterdam Publishers, 2023,小説)など多数.イスラエル・パレスチナ問題では人道的なオピニオンや社会活動,編著書Israel-Palestine: Lands and Peoples(Berghahn, 2021)で知られる.
著者略歴(橋本 伸也)
橋本伸也(はしもと・のぶや)
1959年生まれ.京都大学大学院教育学研究科博士後期課程学修認定退学.博士(教育学).現在,関西学院大学文学部教授.専門はロシア・東欧史,メモリー・スタディーズ.主な著書に『記憶の政治──ヨーロッパの歴史認識紛争』(岩波書店,2016),『紛争化させられる過去──アジアとヨーロッパにおける歴史の政治化』(編著,岩波書店,2018),訳書にコスチャショーフ『創造された「故郷」──ケーニヒスべルクからカリーニングラードへ』(共訳,岩波書店,2019),ヤーラオシュ『灰燼のなかから──20世紀ヨーロッパ史の試み』上・下(人文書院,2022)など多数.
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