『国際法からとらえるパレスチナQ&A ~イスラエルの犯罪を止めるために ~ 』の詳細情報

国際法からとらえるパレスチナQ&A
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タイトル 国際法からとらえるパレスチナQ&A
サブタイトル イスラエルの犯罪を止めるために
著者 [著者区分]ステファニー・クープ [著・文・その他]
出版社 岩波書店 レーベル
本体価格
(予定)
630円 シリーズ 岩波ブックレット
ページ数 72p Cコード 0336
発売予定日 2024-12-06 ジャンル 一般/全書・双書/社会
ISBN 9784002711010 判型 A5
内容紹介
多数の子ども・民間人が殺される事態は犯罪ではないのか? 事態の見方をあいまいにしてイスラエルに利する政治家の発言や報道がある中で、国際法の専門家が明快に解説する。国際法での重大犯罪とは? 歴史的にみて現状は? 法は無力なのか? 事態を国際法で捉える私たちの声が、力の支配を終わらせる。用語解説・年表付き。
目次
 はじめに

1 これは「戦争犯罪」なのでは?
 Q1 住民が餓死する状況を作り出すことは罪にならないのですか?
 Q2 戦闘の中では、民間人が殺されることは仕方ないのでしょうか?
 Q3 民間人を撤退させることは適切なことなのですか? 攻撃の際に民間人被害を抑えるためという主張は妥当なものなのでしょうか?
 Q4 拷問や性的暴力が多数報告されています。許されないのでは?
 Q5 病院を攻撃し患者や避難民を殺すことは戦争の一環として認められる行為ですか?
 Q6 農地や環境の大規模な破壊が進んでいます。これらはどう考えればよいでしょうか?
 人道的危機と犯罪

2 国際法と、パレスチナで起きていること
 Q7 国際法は誰と何に及ぶ法なのですか?
 Q8 国際法での犯罪とはどのようなものですか?
 Q9 パレスチナの人々はどのような立場にあるのですか?
 Q10 イスラエルがパレスチナでやっていることはどのような犯罪ですか?
 Q11 国際法とその制度は、二〇二三年一〇月七日からのイスラエルの行為にどのように対応していますか?

3 この考え・発言は法的におかしくない?
 Q12 封鎖は占領ではない?
 Q13 イスラエルの行為は自衛権として正当化できる?
 Q14 ハマスがいるから仕方ない?
 Q15 攻撃前にビラをまいて退去を求めることが人道的対応?
 Q16 国連安保理の停戦決議には法的拘束力がない?
 Q17 国連総会決議に意味はない?
 Q18 イスラエルがやっていることに反対するのは反ユダヤ主義?

4 歴史的な背景を国際法から見る
 Q19 イスラエル建国前の暴力にはどんな法が適用されますか?
 Q20 イスラエル建国時に追放された住民の帰還権は法的にはどう考えられますか?
 Q21 一九六七年以来の占領は法的にどう位置づけられますか?
 Q22 パレスチナの領土はどこからどこまででしょうか?
 Q23 イスラエルはアパルトヘイト国家なのですか?

5 一人ひとりの命と権利のために
 第二次世界大戦後の国際法の展開
 パレスチナ事態と国際法
 国際法と私たち

 用語解説
 年表:基本的な出来事
著者略歴(ステファニー・クープ)
ステファニー・クープ
青山学院大学法学部ヒューマンライツ学科准教授.法学博士.専門は国際刑事法,特に国際犯罪とジェンダー・人権.イスラエル=パレスチナ事態について,国際法学会ウェブサイトで公開されているエキスパート・コメントを執筆.YouTubeチャンネル「国際法からとらえるパレスチナ」で解説.著書に『国際刑事法におけるジェンダー暴力』(日本評論社,2012年.ジェンダー法学会2013年第6回西尾学術奨励賞受賞)ほか.
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