『過去と思索』の詳細情報

過去と思索
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タイトル 過去と思索
サブタイトル
著者 [著者区分]■ゲルツェン [著・文・その他]
■金子 幸彦 [翻訳]
■長縄 光男 [翻訳]
出版社 岩波書店 レーベル
本体価格
(予定)
1370円 シリーズ 岩波文庫
ページ数 510p Cコード 0198
発売予定日 2024-05-17 ジャンル 一般/文庫/外国文学、その他
ISBN 9784003860403 判型 文庫(A6)
内容紹介
ナポレオン侵攻前夜にモスクワで生まれ、「パリ・コンミューン」前夜にパリで没したアレクサンドル・ゲルツェン(一八一二―一八七〇)。近代史のこの転換期に「人間の自由と尊厳」の旗を掲げてロシアから西欧へと駆け抜けた、一人の亡命者の壮烈な人生の幕が今開く。第一分冊は生い立ちから政治に目覚めた青年時代まで。(全七冊)
目次
 凡 例

 ゲルツェン関係地図
 モスクワ要図
 ゲルツェン家系図

 まえがき
 ルーシの同胞たちに

第一部 子供部屋と大学(一八一二―一八三四)
 第一章 幼年時代
  ばあやと大軍団
  モスクワの火事
  ナポレオンとわたしの父
  イロワーイスキー将軍――フランス人捕虜との旅行
  愛国主義
  カロ
  領地の共同管理
  セナートル
 第二章 少年時代
  ばあやたちの話と将軍たちの会話
  間違った境遇
  召使たちの生活
  ヤーコヴレフ家の召使たち
  勉強と読書
  二人のドイツ人
  教理問答書と福音書
 第三章 政治的目ざめ
  アレクサンドル一世の死と十二月十四日
  精神的な目ざめ
  テロリスト・ブーシェ
  コールチェワの従姉
  ワシーリエフスコエ村の思い出
 第四章 ニックと雀が丘
 第五章 父のこと
  ロシアにおける十八世紀の人びと
  家庭生活の詳細
  一日の生活
  ゾンネンベルク
  侍僕とその他の人びと
 第六章 学生時代
  クレムリン政庁とモスクワ大学
  「化学者」とわたし
  マーロフ事件
  学生時代の教授たち
  コレラ事件
  七月革命の影響とパッセク家の人びと
  スングーロフ事件とペトラシェーフスキー事件
 第七章 大学を終えて
  卒業
  シラー時代
  青春とボヘミアン風の生活
  サン・シモン主義とポレヴォーイ
 つけたり アレクサンドル・ポレジャーエフ

第二部 牢獄と流刑(一八三四―一八三八)
 第八章 オガリョーフの逮捕
  予言
  オガリョーフの逮捕
  火事とモスクワの自由主義者
  オルローフ
  墓地
 第九章 わたしの逮捕
  逮捕
  プレチーステンカ地区警察署の事務室
 第十章 留置場で
  見はり塔の下で
  リスボンの刑事
  放火犯
 第十一章 クルチーツキー兵舎
  クルチーツキー兵舎
  老憲兵の物語
  士官の話
 第十二章 結 審
  審理
  ゴリーツィン〈ジュニア〉
  判決

 訳 注
 訳者解説1
 略年譜1
著者略歴(ゲルツェン)
ゲルツェン
1812-1870. 近代ロシアを代表する知識人。ロシア初の政治的亡命者。主著に『ロシアの革命思想』『向こう岸から』ほか。
著者略歴(金子 幸彦)
金子 幸彦(かねこ ゆきひこ)
1912-1994. ロシア文学者。『プーシキン詩集』『イワンのばか』『オブローモフ主義とは何か』など訳書多数。
著者略歴(長縄 光男)
長縄 光男(ながなわ みつお)
1941年生。横浜国立大学名誉教授。ロシア社会思想史。著書に『評伝ゲルツェン』『ゲルツェンと1848年革命の人びと』ほか。訳書にゲルツェン『ロシアの革命思想』、同『向こう岸から』ほか。
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