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タイトル |
サステナビリティの経済哲学 |
サブタイトル |
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著者 [著者区分] | 松島 斉 [著・文・その他]
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出版社 |
岩波書店 |
レーベル |
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本体価格 (予定) |
960円 |
シリーズ |
岩波新書 |
ページ数 |
248p
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Cコード |
0233 |
発売予定日 |
2024-08-22 |
ジャンル |
一般/新書/経済・財政・統計 |
ISBN |
9784004320272 |
判型 |
新書(B40) |
内容紹介 |
経済学は複雑な現実をより総合的に捉え、より広い社会的公正を促進する方向に進化できるか。宇沢弘文を継ぐゲーム理論と情報の経済学の大家が、利己的動機や評判の形成といったアプローチのドグマをあばき、サステナビリティの視点から「新しい資本主義」と「新しい社会主義」というシステム構想を披露する。
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目次 |
はじめに
第1章 大義の経済学 1 私利私欲から大義へ 2 見えざる手を超える 3 サステナビリティ 4 SDGs(持続可能な開発目標) 5 コモンズの悲劇 6 オストロムの原則 7 センの笛 8 官僚主義と民主主義 9 グローバルコモンズ 10 新しい資本主義、新しい社会主義 11 サステナビリティとスピリチュアリティ
第2章 ドグマをあばく 1 経済学教育とサステナビリティ 2 オークションと貧困 3 VCGメカニズムと収奪 4 反ドグマ的ドグマ 5 プログラム化と自律性 6 トリアージと生産性 7 介護問題とサステナビリティ
第3章 新しい資本主義 1 大義のプラットフォーム 2 世界観としての企業文化 3 契約の束から社会的責任へ 4 サステナビリティ経営 5 営利企業と企業財団 6 社会的企業 7 地域活性化とクラウドファンディング
第4章 新しい社会主義 1 グローバルコモンズと国際協力 2 暗黙の協調 3 プレッジ・レビュー・アプローチと気候クラブ 4 国際秩序 5 量から税へ 6 不測の事態への耐性 7 新たな提案:新しい社会主義 8 格差是正とイノベーション 9 新しい社会主義の展望
第5章 社会的共通資本を超えて 1 社会的共通資本 2 サステナビリティ教育と人的資本 3 ヴェブレン 4 マルクス 5 企業文化と日本経済 6 経済学自体のサステナビリティ 7 スミスの共感
あとがき |
著者略歴(松島 斉) |
松島 斉(まつしま・ひとし) 1960年東京生まれ. 現在―東京大学大学院経済学研究科教授 専攻―経済学,ゲーム理論 著書―『ゲーム理論はアート――社会のしくみを思いつくための繊細な哲学』(日本評論社) |