『ピーター・ドラッカー ~「マネジメントの父」の実像 ~ 』の詳細情報

ピーター・ドラッカー
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タイトル ピーター・ドラッカー
サブタイトル 「マネジメントの父」の実像
著者 [著者区分]井坂 康志 [著・文・その他]
出版社 岩波書店 レーベル
本体価格
(予定)
940円 シリーズ 岩波新書
ページ数 238p Cコード 0223
発売予定日 2024-12-24 ジャンル 一般/新書/伝記
ISBN 9784004320456 判型 新書(B40)
内容紹介
全体主義が台頭して破局へと向かうヨーロッパからアメリカへ渡り、産業社会と企業、そして働く自由な人間に未来への可能性を見出したドラッカー。最晩年の肉声に触れた著者が、内なる怒りと恐怖に静かに向き合う、アウトサイダーとしての実像を描き出す。明るい本を書き続けた「マネジメントの父」に、新たな光を当てる。
目次
 はしがき

第1章 破局 一九〇九─一九二八
 第1節 幼少期の環境
  出生
  ウィーン第一九区
  第一次大戦──文明の崩壊
  不適応と転校
  シュヴァルツヴァルト小学校
  デブリンガー・ギムナジウム
 第2節 時代への目覚め
  ラーテナウ暗殺
  サロンでの出来事
  アトランティスからの報告
  ウィーンを去る
  商社に就職
  若きキルケゴール主義者
  働きながら学ぶ

 インターミッション① 憧れ──オペラ『ファルスタッフ』

第2章 抵抗 一九二九─一九四八
 第1節 フランクフルトからロンドンへ
  大外れの初予測
  新聞記者生活
  フランクフルト大学
  『フリードリヒ・ユリウス・シュタール』(一九三三年)
  知識ある者の裏切り
  ウィーン一時寄留からロンドンへ
  フリードバーグ商会の人々
  バジョットへの敬意
  アカデミック・ポストの探求
  日本美術とのであい
  ドリス・シュミットと結婚
 第2節 新天地アメリカ
  渡米
  記事の売り込み
  『経済人の終わり』(一九三九年)
  雑誌王ヘンリー・ルース
  ベニントン・カレッジ時代
  『産業人の未来』(一九四二年)
  GMの内部観察
  『企業とは何か』(一九四六年)

 インターミッション② 『傍観者の時代』の危うい筆法──カール・ポラニー

第3章 覚醒 一九四九─一九六八
 第1節 ニューヨーク大学時代
  ニューヨーク大学教授に就任
  『新しい社会』(一九五〇年)
  ポストモダンの風景──因果から形態へ
  教育者として
  GEクロトンヴィル研修所
  『現代の経営』(一九五四年)
 第2節 初来日
  戦後日本とイメージ形成
  経営ジャーナリズム
  現代経営研究会
  「猛烈」に受容した人々
  一九五九年初来日
  日本美術収集
  学界からの乖離
  経営者の責任

 インターミッション③ 「大工の言葉」の使い手──マクルーハン

第4章 転回 一九六九─一九八八
 第1節 断絶
  『断絶の時代』(一九六九年)
  知識──新たな資源
  「断絶」の由来
  渋澤栄一
  アメリカ技術史学会
 第2節 西海岸移住
  転居
  カリフォルニア州クレアモント
  『マネジメント──課題、責任、実践』(一九七三年)
  故買屋フェイギンの泥棒学校
  ドラッカー・スクール
  『傍観者の時代』(一九七八年)
  『イノベーションと企業家精神』(一九八五年)

 インターミッション④ 失われた風景──小説『最後の四重奏』

第5章 回帰 一九八九─二〇〇五
 第1節 ポスト資本主義
  文明の特異点──ブレンナー峠
  資本主義に正統性はあるか
  ポスト資本主義社会へ
  「ある社会生態学者の回想」(一九九二年)
 第2節 共生の社会へ
  原点に還る
  『非営利組織の経営』(一九九〇年)
  最晩年のパートナー
  大統領自由勲章
  彼は何者だったのか

 インターミッション⑤ 信仰生活

終 章 転生 二〇〇六─
  死
  遺産
  ドラッカー・インスティテュート
  珠玉の水墨画──日本の美への愛
  『もしドラ』ブーム
  ドラッカーの家
  原風景

 参考文献
 あとがき
著者略歴(井坂 康志)
井坂康志(いさか・やすし)
1972年生まれ.早稲田大学政治経済学部卒業.東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得退学.博士(商学)
現在─ものつくり大学教養教育センター教授
専攻─経営学,社会情報学
著書─『P・F・ドラッカー──マネジメント思想の源流と展望』(文眞堂)
   『Drucker for Survival』(日本能率協会マネジメントセンター)
   『ドラッカー入門 新版』(共著,ダイヤモンド社)
   『人間と経営──私たちはどこへ向かうのか』(共著,文眞堂)ほか
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