Amazonで予約する
|
タイトル |
フェミニズム |
サブタイトル |
|
著者 [著者区分] | 竹村 和子 [著・文・その他]
|
出版社 |
岩波書店 |
レーベル |
|
本体価格 (予定) |
1190円 |
シリーズ |
岩波現代文庫 |
ページ数 |
234p
|
Cコード |
0110 |
発売予定日 |
2024-06-18 |
ジャンル |
一般/文庫/哲学 |
ISBN |
9784006004781 |
判型 |
文庫(A6) |
内容紹介 |
フェミニズムとは、女の解放を意図しながら、「女」と位置付けられている者以外にフェミニズムを開いていくこと──最良の入門書であるとともに、男/女のカテゴリーを徹底的に解析する本書は、性差の虚構性を暴き、この身体から未来を展望する可能性を示す。齋藤純一氏との『思想』対談を付して文庫化。(解説=岡野八代)
|
目次 |
はじめに――いまフェミニズムを書くことについて
Ⅰ どこから来て、そしてどこまで来たのか 前=啓蒙主義の時代 錯綜性と矛盾の胚胎 初期の女性運動――セネカ・フォールズ大会の場合 第一波フェミニズムと「ドメスティック・イデオロギー」 第二波フェミニズムとマルクス主義 ジェンダー ラディカル性と連帯意識 本質主義 精神分析に対する両面的なアプローチ セクシュアリティ
Ⅱ どこへ行くのか
第1章 身体 1 身体的性差という虚構 2 〈女のエクリチュール/身体〉のアポーリア 3 形態論をめぐるフェミニズムの可能性
第2章 慣習 1 ジェンダー化され、ジェンダー化するハビトゥス 2 ホモソーシャルな公的領域 3 ポスト・ファミリーに向けて
第3章 グローバル化 1 境界によって分断される女 2 他者性の呪縛 3 グローバル化とフェミニズム
Ⅲ 基本文献案内
あとがき
対談 親密圏と公共圏の〈あいだ〉――孤独と正義をめぐって……………齋藤純一・竹村和子 解説 未来からもたらされた、フェミニズム……………岡野八代 |
著者略歴(竹村 和子) |
竹村和子 Kazuko Takemura 1954‒2011年.元お茶の水女子大学大学院教授.お茶の水女子大学大学院修士課程修了,筑波大学大学院博士課程退学.博士(人文科学).専門は英語圏文学,批評理論,フェミニズム/セクシュアリティ研究.著書に,『愛について』(2002),『文学力の挑戦』(2012),『彼女は何を視ているのか』(2012)ほか,訳書に,J. バトラー『ジェンダー・トラブル』(1999),『触発する言葉』(2004),トリン・T. ミンハ『女性・ネイティヴ・他者』(1995)ほか多数. |