『焼跡からのデモクラシー ~草の根の占領期体験 ~ 』の詳細情報

焼跡からのデモクラシー
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タイトル 焼跡からのデモクラシー
サブタイトル 草の根の占領期体験
著者 [著者区分]吉見 義明 [著・文・その他]
出版社 岩波書店 レーベル
本体価格
(予定)
1520円 シリーズ 岩波現代文庫
ページ数 316p Cコード 0121
発売予定日 2024-11-19 ジャンル 一般/文庫/日本歴史
ISBN 9784006004835 判型 文庫(A6)
内容紹介
戦後日本の民主主義は「与えられた/押しつけられた」ものなのだろうか。アジア太平洋戦争を草の根から支えた日本の民衆が、過酷な戦争体験と伝統的な価値観をもとに、民主主義を自ら作りあげ、獲得したことを、彼らが残した日記や雑誌投稿、聞き取りなどを通して明らかにする。『草の根のファシズム』の続編、待望の文庫化。
目次
 はじめに

第1章 戦争から戦後へ
 1 ある沖縄人の戦中・戦後――沖縄製糖社員の場合
 2 ある徴用工の戦中・戦後――大阪陸軍造兵廠徴用工の場合
 3 ある民間知識人の戦中・戦後――東京・馬込隣組役員の場合

第2章 平和の構想
 1 平和主義の成立
 2 原爆と平和

第3章 平和意識の獲得
 1 ある砥石屋の体験
 2 ある国鉄労働者の体験
 3 中島飛行機女子職員の体験

第4章 戦争責任論と天皇制
 1 民衆の戦争責任論
 2 極東国際軍事裁判(東京裁判)に対する反応
 3 他のアジアに対する責任論
 4 天皇の戦争責任をめぐって

第5章 自由と民主主義の再創造Ⅰ
 1 民主主義の論議
 2 三菱重工横浜造船所工員の体験
 3 町工場の旋盤工の体験
 4 辺土名市役所・国頭村役所職員の体験

 註
著者略歴(吉見 義明)
吉見義明 YOSHIMI Yoshiaki
1946年生まれ.1970年東京大学文学部卒業,1972年東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了.中央大学名誉教授.日本近現代史.著書に『草の根のファシズム―日本民衆の戦争体験』(岩波現代文庫),『従軍慰安婦』(岩波新書),『日本軍「慰安婦」制度とは何か』(岩波ブックレット),『買春する帝国―日本軍「慰安婦」問題の基底』『毒ガス戦と日本軍』(岩波書店)など.
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