『岸惠子自伝 ~卵を割らなければ,オムレツは食べられない ~ 』の詳細情報

岸惠子自伝
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タイトル 岸惠子自伝
サブタイトル 卵を割らなければ,オムレツは食べられない
著者 [著者区分]岸 惠子 [著・文・その他]
出版社 岩波書店 レーベル
本体価格
(予定)
1100円 シリーズ 岩波現代文庫
ページ数 416p Cコード 0195
発売予定日 2024-05-17 ジャンル 一般/文庫/日本文学、評論、随筆、その他
ISBN 9784006023591 判型 文庫(A6)
内容紹介
戦争体験、女優デビュー、人気絶頂期の国際結婚、娘の逞しい成長への歓びと哀しみ……。その馥郁たる人生を、川端康成、市川崑ら文化人・映画人たちとの交流や、中東・アフリカで敢行した苛酷な取材経験なども織り交ぜ、綴る。円熟の筆が紡ぎ出す渾身の自伝、ついに文庫化。91歳のいまを綴った現代文庫版あとがきを収録。
目次
第Ⅰ部 横浜育ち
 1 港町横浜
 2 「細い」というコンプレックス
 3 疎開の風景
 4 「今日で子供はやめよう」
 5 黒い太陽
 6 泥棒と痴漢
 7 恩師のひとこと
 8 「映画」という不思議

第Ⅱ部 映画女優として
 9 女優デビュー
 10 はじめての主役
 11 スターという怪物
 12 大俳優の役者根性
 13 美空ひばり讃歌
 14 『君の名は』の時代風景
 15 「にんじんくらぶ」の設立
 16 『凱旋門』と語学の特訓
 17 日仏合作『忘れえぬ慕情』
 18 『雪国』そして決別

第Ⅲ部 イヴ・シァンピとともに
 19 旅立ち
 20 パパラッチの襲来
 21 イヴ・シァンピ邸
 22 ちょっといい話――長嶋茂雄、王貞治、そして岸本加世子
 23 言葉ノイローゼ
 24 義父母に魅せられて
 25 復帰、そしてゾルゲ事件
 26 市川監督との出会い
 27 「にんじんくらぶ」の終焉

第Ⅳ部 離婚、そして国際ジャーナリストとして
 28 離婚
 29 学生街の新居
 30 サン・ルカス岬の想い出
 31 ジプシーの「ハンナばあさん」
 32 『細雪』の風景
 33 飲まなかったシャンパーニュ
 34 イラン「天国の墓場」
 35 ナイル河遡行
 36 『砂の界へ』と日本の知識人
 37 NHK・BSのパリキャスター
 38 イスラエル過激派の襲撃

第Ⅴ部 孤独を生きる
 39 遠い家族
 40 三度目の別れ
 41 帰郷
 42 「わりなき」ことども

 エピローグ

 終わりに
 岩波現代文庫版あとがき
 岸惠子略年譜
著者略歴(岸 惠子)
岸 惠子(きし けいこ)
1932年横浜生まれ。1951年女優デビュー。1957年医師・映画監督であるイヴ・シァンピとの結婚のため渡仏。1963年デルフィーヌ誕生。1976年離婚。1987年NHK衛星放送『ウィークエンド・パリ』のキャスターに就任。女優として映画・TV作品に出演し、主演女優賞のほか数多くの賞を受賞。作家、国際ジャーナリストとしても活躍を続ける。
[映画]『君の名は』、『亡命記』(東南アジア映画祭最優秀主演女優賞受賞)、『雪国』、『おとうと』、『怪談』、『約束』、『悪魔の手毬唄』、『細雪』、『かあちゃん』(日本アカデミー賞最優秀主演女優賞受賞)、『たそがれ清兵衛』ほか多数。
[著書]『巴里の空はあかね雲』(新潮社、日本文芸大賞エッセイ賞受賞)、『砂の界へ』(文藝春秋)、『ベラルーシの林檎』(朝日新聞社、日本エッセイスト・クラブ賞受賞)、『風が見ていた』(新潮社)、『私の人生 ア・ラ・カルト』(講談社)、『わりなき恋』(幻冬舎)、『愛のかたち』(文藝春秋)、『孤独という道づれ』(幻冬舎)ほか。
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