『秘密解除 ロッキード事件 ~田中角栄はなぜアメリカに嫌われたのか ~ 』の詳細情報
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タイトル |
秘密解除 ロッキード事件 |
サブタイトル |
田中角栄はなぜアメリカに嫌われたのか |
著者 [著者区分] | 奥山 俊宏 [著・文・その他]
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出版社 |
岩波書店 |
レーベル |
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本体価格 (予定) |
1500円 |
シリーズ |
岩波現代文庫 |
ページ数 |
436p
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Cコード |
0131 |
発売予定日 |
2024-05-17 |
ジャンル |
一般/文庫/政治-含む国防軍事 |
ISBN |
9784006033477 |
判型 |
文庫(A6) |
内容紹介 |
秘密指定解除が進む米国の公文書を解読し、戦後最大の疑獄事件であるロッキード事件に新たな光を当てる。「田中角栄逮捕は米国の虎の尾を踏んだから」説の真相、CIAと児玉誉士夫との関係、中曽根康弘と米政府との知られざる秘密などを探った傑作ノンフィクション。第21回司馬遼太郎賞受賞作、待望の文庫化。(解説=真山仁)
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目次 |
まえがき
第一章 アメリカ政府はなぜ田中角栄を嫌ったのか? ――田中逮捕を「奇跡」と喜んだのはなぜか?
第二章 中曽根事務所から「米政府ハイレベルの圧力」
第三章 ニクソン大統領辞任から田中逮捕へと連鎖 ――ウォーターゲート事件の風
第四章 中曽根幹事長から米政府首脳へのメッセージ
第五章 三木首相「自民離脱、信問う」示唆、米政府に密使
第六章 CIAから「日本の政党」への資金提供と児玉誉士夫
第七章 日本に米国製兵器を売り込むために
第八章 日本政府高官への黒いカネを暴いて急ブレーキ ――チャーチ小委員会の消滅
第九章 考察――本当に「田中角栄は虎の尾を踏んだ」のか?
あとがき ロッキード事件の真相から今こそ学ぶべきこと ――岩波現代文庫版のためのあとがきに代えて 解説 公文書が歴史を“つくる”……………真山仁 注 |
著者略歴(奥山 俊宏) |
奥山俊宏 Toshihiro Okuyama ジャーナリスト.1966年岡山県生まれ.1989年東京大学工学部原子力工学科卒,同大学新聞研究所修了,朝日新聞入社.水戸支局,福島支局,東京社会部,大阪社会部,特別報道部,編集委員.2009年にアメリカン大学(ワシントンDC)の調査報道ワークショップで研究員.2011年から国際調査報道ジャーナリスト連合(ICIJ)メンバー.2022年から上智大学文学部新聞学科教授.著書に『内部告発のケーススタディから読み解く組織の現実』『パラダイス文書』(以上,朝日新聞出版),『バブル経済事件の深層』(共著,岩波新書)など.本書で第21回司馬遼太郎賞(2017年度),日本記者クラブ賞(2018年度)を受賞. |