『〔新訳〕 ジョニーは戦場へ行った』の詳細情報

〔新訳〕 ジョニーは戦場へ行った
AmazonカートAmazonで予約する
タイトル 〔新訳〕 ジョニーは戦場へ行った
サブタイトル
著者 [著者区分]■ダルトン・トランボ [著・文・その他]
■波多野 理彩子 [翻訳]
出版社 KADOKAWA レーベル
本体価格
(予定)
1360円 シリーズ 角川新書
ページ数 312p Cコード 0297
発売予定日 2024-09-10 ジャンル 一般/新書/外国文学小説
ISBN 9784040825045 判型 新書(B40)
内容紹介
「そんなわけで、すいませんが、あなたはどうぞ自由のために戦ってください。ぼくはあんまり興味がないんで」
2つの世界大戦からベトナム戦争にかけて、反戦の旗印として文学史に刻まれた問題作

『ローマの休日』『黒い牡牛』『スパルタカス』……赤狩りによってハリウッドから追放されながら、数々の歴史的名作を生み出した稀代の脚本家、ダルトン・トランボ。彼が第二次世界大戦中に発表し、過激な反戦小説として波紋を呼んだ問題作、待望の新訳!
第一次世界大戦下、仏戦線での砲撃により、視覚・聴覚・味覚・嗅覚と四肢を失った青年ジョー。すべてを奪われ、後悔の中で絶望に囚われた彼が、ふたたび世界と繋がるために見つけた希望とは?
解説・都甲幸治

【アメリカで「発禁」処分に?】
本書はアメリカ国内で長く流通していなかったため「発禁書」であったと記述する本もある。
実際には「発禁」は事実ではなかったが、絶版状態が続いていた。
第二次世界大戦下、極右派や親ナチス勢力に利用されることを恐れたトランボは、大戦が終わるまで本書を復刊すべきではないと考えた。
(著者まえがきより要約)

【目次】
まえがき(一九五九年)
追 記(一九七〇年)

第一部 死 者
第二部 生 者

訳者あとがき
解 説 蘇るトランボの遺志   都甲幸治
目次
【目次】
まえがき(一九五九年)
追 記(一九七〇年)

第一部 死 者
第二部 生 者

訳者あとがき
解 説――蘇るトランボの遺志   都甲幸治
著者略歴(ダルトン・トランボ)
1905年、米国コロラド州生まれ。30年代より脚本家として活躍、39年に本作『ジョニーは戦場へ行った』を発表、同年の米国書店賞(全米図書賞の前身)を受賞した。47年、赤狩りによって投獄された「ハリウッド・テン」の1人として映画界から追放される。別名義で執筆した『ローマの休日』『黒い牡牛』でアカデミー賞原案賞を受賞。後年は、本作を自ら監督し映画化。71年、カンヌ国際映画祭で審査員特別賞を受賞した。76年没。
著者略歴(波多野 理彩子)
英日翻訳者。一橋大学社会学部卒。訳書に『パワー・オブ・ザ・ドッグ』(角川文庫)、『人の心は読めるか? 本音と誤解の心理学』(ハヤカワ文庫NF)、『月をマーケティングする アポロ計画と史上最大の広報作戦』(共訳、日経BP社)など。
他の書籍を検索する