『海の城 海軍少年兵の手記』の詳細情報

海の城 海軍少年兵の手記
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タイトル 海の城 海軍少年兵の手記
サブタイトル
著者 [著者区分]渡辺 清 [著・文・その他]
出版社 KADOKAWA レーベル
本体価格
(予定)
1400円 シリーズ 角川新書
ページ数 480p Cコード 0221
発売予定日 2024-07-10 ジャンル 一般/新書/日本歴史
ISBN 9784040825106 判型 新書(B40)
内容紹介
「どうせ、……いつかはお互いに、戦場で死んでしまうんだ、それなのに……それなのに……」

志願兵として「不沈艦」に乗り組んだ少年・北野が直面した海軍の現実とは? 1943年春、いまだ戦火から遠い播磨(武蔵をモデルとした架空の船)はトラック島へ入港、同型艦大和から連合艦隊旗艦を引き継ぐことになる。帝国海軍の旗印として聳え立つ「海の城」の上では、法外な私的制裁、理不尽な罰直、性的虐待が横行していた。北野たち新兵は、剥き出しの暴力を必死に切り抜けるが、やがて同胞の命を失うことに……。銃火も爆撃もない、知られざる地獄を描く無二の戦記文学、復刊!

◆毎日のように甲板に整列させられ、棍棒で殴られる
◆自殺した同胞の遺体に暴行する憲兵
◆同年兵同士を殴らせ合う「対向ビンタ」

第一章 戦艦播磨の出航 
第二章 制裁の横行、ささやかな宴
第三章 花田の失踪
第四章 移譲される暴力
第五章 同胞の死
第六章 山本五十六長官の戦死
第七章 思いがけない入港
第八章 帰郷
第九章 自殺、ふたたび海へ
第十章 天皇の行幸
目次
第一章 戦艦播磨の出航 
第二章 制裁の横行、ささやかな宴
第三章 花田の失踪
第四章 移譲される暴力
第五章 同胞の死
第六章 山本五十六長官の戦死
第七章 思いがけない入港
第八章 帰郷
第九章 自殺、ふたたび海へ
第十章 天皇の行幸
著者略歴(渡辺 清)
1925年、静岡県生まれ。1941年、横須賀海兵団に入団(志願兵)、1942年戦艦武蔵に乗り組む。マリアナ、レイテ沖海戦に参加。戦艦武蔵撃沈のさい、遭難し奇跡的に生還。1945年復員。太平洋戦争の生き残りとして戦火の経験を書き残すべく、執筆活動を行うとともに、1970年より日本戦没学生記念会(わだつみ会)事務局長を務めた。他の著書に、『戦艦武蔵の最期』(朝日選書)、『砕かれた神』(岩波現代文庫)、『私の天皇観』(辺境社)など。1981年逝去。
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