『部首の誕生 漢字がうつす古代中国』の詳細情報

部首の誕生 漢字がうつす古代中国
AmazonカートAmazonで予約する
タイトル 部首の誕生 漢字がうつす古代中国
サブタイトル
著者 [著者区分]落合 淳思 [著・文・その他]
出版社 KADOKAWA レーベル
本体価格
(予定)
940円 シリーズ 角川新書
ページ数 288p Cコード 0222
発売予定日 2024-10-10 ジャンル 一般/新書/外国歴史
ISBN 9784040825120 判型 新書(B40)
内容紹介
【「横」は木(きへん)、「特」は牛(うしへん)はなぜ?】
「虹」はなぜ「虫」がつくのか、「零」はなぜ「雨」なのか……身近な部首の起源を探ると、古代中国の景色が見えてくる! 現在使われる214部首のうち約8割が誕生していた、中国史上最古の王朝・殷。当時の甲骨文字から、西周の金文・秦の篆書・中世の楷書へと、漢字は中国王朝史と共に変化を遂げてきた。甲骨文字研究の第一人者が、漢字の部首の成立の過程を辿り、文化、社会、自然観との関係性を解きほぐす。

「零」は「わずかに雨が降る」様子だった
「示」は祭祀用の机に供物が載っている
「酬」は本来「酒をすすめる」こと
「聖」は「よく聞く」人を讃えた文字

【目次】
はじめに──部首は古代世界の縮図
序 章 漢字の歴史──甲骨文字から楷書へ
第一章 部首の歴史──『説文解字』から『康煕字典』へ
 □コラム 甲骨文字の部首と配列
第二章 動植物を元にした部首──「特」別な牛、竹製の「簡」
 □コラム そのほかの動植物を元にした部首
第三章 人体を元にした部首──耳で「聞」く、手で「承」ける
 □コラム そのほかの人体を元にした部首
第四章 人工物を元にした部首──衣服の余「裕」、完「璧」な玉器
 □コラム そのほかの人工物を元にした部首
第五章 自然や建築などを元にした部首──「崇」は高い山、「町」は田のあぜ
 □コラム そのほかの字素の部首
第六章 複合字の部首──より多様な概念の表示
 □コラム そのほかの複合字を元にした部首
第七章 同化・分化した部首──複雑な字形の歴史
 □コラム そのほかの同化・分化した部首
第八章 成り立ちに諸説ある部首──今でも続く字源研究
 □コラム 字源のない部首
おわりに──漢字の世界の広がり

索引
目次
はじめに──部首は古代世界の縮図
序 章 漢字の歴史──甲骨文字から楷書へ
第一章 部首の歴史──『説文解字』から『康煕字典』へ
 □コラム 甲骨文字の部首と配列
第二章 動植物を元にした部首──「特」別な牛、竹製の「簡」
 □コラム そのほかの動植物を元にした部首
第三章 人体を元にした部首──耳で「聞」く、手で「承」ける
 □コラム そのほかの人体を元にした部首
第四章 人工物を元にした部首──衣服の余「裕」、完「璧」な玉器
 □コラム そのほかの人工物を元にした部首
第五章 自然や建築などを元にした部首──「崇」は高い山、「町」は田のあぜ
 □コラム そのほかの字素の部首
第六章 複合字の部首──より多様な概念の表示
 □コラム そのほかの複合字を元にした部首
第七章 同化・分化した部首──複雑な字形の歴史
 □コラム そのほかの同化・分化した部首
第八章 成り立ちに諸説ある部首──今でも続く字源研究
 □コラム 字源のない部首
おわりに──漢字の世界の広がり
主要参考文献一覧
挿図出典一覧
索引
著者略歴(落合 淳思)
1974年、愛知県生まれ。立命館大学大学院文学研究科史学専攻修了。博士(文学)。現在、立命館大学白川静記念東洋文字文化研究所客員研究員。専門は甲骨文字と殷代史。主な著書に、『甲骨文字辞典』(朋友書店)、『漢字字形史字典【教育漢字対応版】』(東方書店)、『殷 中国史最古の王朝』『漢字の字形 甲骨文字から篆書、楷書へ』(以上、中公新書)、『甲骨文字の読み方』(講談社現代新書)、『古代中国 説話と真相』(筑摩選書)などがある。
他の書籍を検索する