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タイトル |
百年かぞえ歌 |
サブタイトル |
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著者 [著者区分] | 大崎 梢 [著・文・その他]
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出版社 |
KADOKAWA |
レーベル |
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本体価格 (予定) |
1700円 |
シリーズ |
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ページ数 |
312p
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Cコード |
0093 |
発売予定日 |
2024-10-31 |
ジャンル |
一般/単行本/日本文学、小説・物語 |
ISBN |
9784041153307 |
判型 |
46 |
内容紹介 |
百年という時の流れの背後に埋もれた人々の思い、 そして、愛する作家と文学館に自分が出来ること――
里海町の町役場で働く由佳利は、二週間前に婚約破棄をされてしまい人生行き詰まり中。 そんな中、担当している地元出身作家の文学館「貴地崇彦生家館」に関して、刑事二人が聞き込みに来た。貴地は明治末期の生まれで戦後に活躍した作家だ。没後二十年以上になるが知名度はまだまだ高い。 刑事は収蔵物について聞きたいということだったが、なにやら裏に不穏な事件があるらしい。 調べると、数日前に発見された身元不明の青年遺体のポケットから、貴地にまつわる葉書が発見されたようだ。 驚き戸惑う由佳利のもとに、以前いちどだけ会った老齢女性の艶子が訪れる。艶子は若いころ貴地の愛人だったと噂される存在だ。 生前の貴地先生から、やり残したことがあると聞いていたという艶子。その勢いに呑まれて調べを続けた先で由佳利は、中学高校で同級生だった夏央にも再会する。彼も調査に加わり、3人の凸凹チームが誕生した。 やがて、貴地が謎の「かぞえ歌」を残していたことが分かり、そこに隠された秘密を辿るのだが……。
思いがつながる、著者初の文学館ミステリ。 ある作家をめぐる「百年」に、あなたは何を見つけますか。
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目次 |
目次
1 予期せぬ来訪者 2 先生の友だち 3 過去への扉 4 昭和三十四年と三十五年 5 言わずに死なないで 6 お屋敷の中 7 見通しの悪い迷路 8 特別な何か 9 空白ばかりのパズル 10 懐中電灯を握りしめ 11 かぞえ歌は語る |
著者略歴(大崎 梢) |
東京都生まれ、神奈川県在住。書店勤務を経て2006年『配達あかずきん』でデビュー。同作をはじめとする「成風堂書店事件メモ」シリーズで人気を博す。他の著書に『片耳うさぎ』『平台がおまちかね』『スノーフレーク』『プリティが多すぎる』『スクープのたまご』『本バスめぐりん。』『バスクル新宿』『27000冊ガーデン』『春休みに出会った探偵は』等。共著に『大崎梢リクエスト! 本屋さんのアンソロジー』がある。執筆集団〈アミの会〉にも参加し『ここだけのお金の使いかた』『おいしい旅 しあわせ編』などにも作品が収録されている。 |