『熱狂する明代 中国「四大奇書」の誕生』の詳細情報
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タイトル |
熱狂する明代 中国「四大奇書」の誕生 |
サブタイトル |
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著者 [著者区分] | 小松 謙 [著・文・その他]
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出版社 |
KADOKAWA |
レーベル |
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本体価格 (予定) |
1800円 |
シリーズ |
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ページ数 |
282p
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Cコード |
0398 |
発売予定日 |
2024-12-25 |
ジャンル |
一般/全書・双書/外国文学、その他 |
ISBN |
9784047037328 |
判型 |
46 |
内容紹介 |
日本人にも馴染みの深い「四大奇書」の『三国志演義』『水滸伝』『西遊記』『金瓶梅』。出版バブルを迎えた明代後期は、人々が規範や常識を超えて、自分らしい人生を求めた、熱狂の時代だった。いかにして話し言葉による「白話小説」は生まれたのか。なぜアウトローが主人公で、反体制的なのか。作品を刊行した真の狙いとは何だったのか。元代から清代まで辿り、政治史・世界史からのアプローチも用いて、中国文学史の謎を解き明かす。
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目次 |
はじめに――明という時代 第一章 モンゴルの遺産 第二章 明代前期に起きたこと 第三章 寧王朱宸濠の反乱――戦争マニア武宗正徳帝と王陽明 第四章 新しい哲学と文学を求めて――陽明学と復古派 第五章 誰が、何のために『三国志演義』『水滸伝』を作り上げたのか 第六章 「南倭」と短篇白話小説集の出現 第七章 「北虜」と『金瓶梅』 第八章 熱狂の時代――出版の爆発的拡大と「真」の追究 第九章 祭の終わり――最後の輝きと明の滅亡 終 章 その後のこと――消え去ったものと受け継がれるもの おわりに 関係年表 |
著者略歴(小松 謙) |
1959年、兵庫県生まれ。京都府立大学教授。専門は中国文学。京都大学大学院博士後期課程中退。文学博士。著書に『中国歴史小説研究』『「四大奇書」の研究』『水滸傳と金瓶梅の研究』『詳注全訳 水滸伝』(全13巻予定、刊行中)(以上、汲古書院)、『水滸伝 ビギナーズ・クラシックス中国の古典』(角川ソフィア文庫)、『中国文学の歴史 元明清の白話文学』(東方選書)など。 |