『暁の宇品 陸軍船舶司令官たちのヒロシマ』の詳細情報

暁の宇品 陸軍船舶司令官たちのヒロシマ
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タイトル 暁の宇品 陸軍船舶司令官たちのヒロシマ
サブタイトル
著者 [著者区分]堀川 惠子 [著・文・その他]
出版社 講談社 レーベル
本体価格
(予定)
950円 シリーズ 講談社文庫
ページ数 480p Cコード 0195
発売予定日 2024-07-12 ジャンル 一般/文庫/日本文学、評論、随筆、その他
ISBN 9784065345054 判型 文庫(A6)
内容紹介

人類初の原子爆弾は、なぜヒロシマに投下されなくてはならなかったのか。

第48回大佛次郎賞受賞の傑作ノンフィクション
NHK BSスペシャル 2024年12月放送予定
 
陸軍兵士の海上輸送という、日本軍事史上最も重要で、最も未解明の問題に光を当てた素晴らしい本だ。――東京大学名誉教授 北岡伸一

本書『暁の宇品 陸軍船舶司令官たちのヒロシマ』を読んで、先の大戦の敗戦に対する「身近」な感じが、身を切られるような切迫した今ここにある課題なのだということを確信した。――ジャーナリスト 船橋洋一(解説より)

誰よりもこの国の船舶事情を知り尽くし、開戦に反対して罷免された軍人がいた。自ら開戦決定の歯車となり、破綻する輸送現場に立ち尽くす参謀がいた。そして敗戦を確信し、海ではなく原子野に立つことを選んだ司令官がいた。彼らの存在が、そして軍港宇品の記憶が、あまりに早く忘却の彼方に追いやられてしまったのは、世界で最初の被爆地となったヒロシマの宿命でもあった。(序章より)

人類初の原子爆弾は、なぜヒロシマに投下されなくてはならなかったのか。
日清戦争から始まり満州事変、日中戦争、太平洋戦争に至るわが国の近代戦争の中枢にあった、旧日本軍最大の輸送基地・宇品。
その司令官たちとヒロシマが背負った「宿命」とは何だったのか。
第48回大佛次郎賞受賞の傑作ノンフィクション。
目次
著者略歴(堀川 惠子)
1969年広島県生まれ。ジャーナリスト。『チンチン電車と女学生』(小笠原信之氏と共著)を皮切りに、ノンフィクション作品を次々と発表。『死刑の基準―「永山裁判」が遺したもの』で第32回講談社ノンフィクション賞、『裁かれた命―死刑囚から届いた手紙』で第10回新潮ドキュメント賞、『永山則夫―封印された鑑定記録』で第4回いける本大賞、『教誨師』(以上、すべて講談社文庫)で第1回城山三郎賞、『原爆供養塔―忘れられた遺骨の70年』(文春文庫)で第47回大宅壮一ノンフィクション賞と第15回早稲田ジャーナリズム大賞、『戦禍に生きた演劇人たち―演出家・八田元夫と「桜隊」の悲劇』(講談社文庫)で第23回AICT演劇評論賞、『狼の義―新 犬養木堂伝』(林新氏と共著、角川文庫)で第23回司馬遼太郎賞を受賞。本書『暁の宇品 陸軍船舶司令官たちのヒロシマ』は2021年に第48回大佛次郎賞を、24年に山縣勝見賞・特別賞(同作を通じて船舶の重要性を伝えた著者とその講演活動に対して)を受賞した。
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