『モンゴル帝国 草原のダイナミズムと女たち』の詳細情報

モンゴル帝国 草原のダイナミズムと女たち
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タイトル モンゴル帝国 草原のダイナミズムと女たち
サブタイトル
著者 [著者区分]楊 海英 [著・文・その他]
出版社 講談社 レーベル
本体価格
(予定)
1300円 シリーズ 講談社現代新書
ページ数 384p Cコード 0222
発売予定日 2024-07-18 ジャンル 一般/新書/外国歴史
ISBN 9784065366776 判型 新書(B40)
内容紹介
近年、モンゴル帝国に関する研究が文献、考古学ともに長足の進歩を遂げ、従来の「野蛮、残虐」といったイメージは大きく修正が迫られています。とくに遊牧民によってユーラシア世界が統一された結果、情報の伝達と交易が飛躍的拡大、それによってはじめて「世界史」が生まれたとみる考えかたは常識となりつつあります。
また、遊牧民の世界は定住農耕とはまったく別の論理に基づく社会システムであって、そこに優劣はありえないことを多くの人が理解しはじめており、なかでも女性の役割がきわめて大きかったことが注目されています。たとえば2010年に刊行されたアメリカの文化人類学者ジャック・ウェザフォードによるThe Secret History of the Mongol Queensは欧米人のモンゴルやユーラシアの遊牧民に対する偏見、ヨーロッパ中心主義を打破するために書かれ、ベストセラーとなりました。。
本書も同様にチンギス・ハーンの征服とその子どもたちによる勢力拡大がどのようになされていったか、武力だけに頼らない婚姻政策の実態、また権力闘争の舞台裏を描き出します。
目次


著者略歴(楊 海英)
楊海英(よう・かいえい)
静岡大学人文社会科学部教授。1964年、南モンゴル・オルドス高原生まれ。モンゴル名はオーノス・チョクト、帰化後の日本名は大野旭(おおの・あきら)。楊海英は中国名のペンネームである。北京第二外国語学院大学日本語学科卒業後、来日し文化人類学を修める。国立総合研究大学院大学博士課程修了。2000年に帰化。2006年より現職。著書に『モンゴルとイスラーム的中国』(風響社)、『墓標なき草原ーー内モンゴルにおける文化大革命・虐殺の記録』『人類学と骨ーー日本人ルーツ探しの学説史』(ともに岩波書店、前者で司馬遼太郎賞受賞)、『最後の馬賊 「帝国」の将軍・李守信』(講談社)、『モンゴル人の中国革命』『内モンゴル紛争』(ともにちくま新書)、『独裁の中国現代史 毛沢東から習近平まで 』(文春新書)、『紅衛兵とモンゴル人大虐殺 草原の文化大革命 』(筑摩選書)など多数。
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