『箱庭クロニクル』の詳細情報

箱庭クロニクル
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タイトル 箱庭クロニクル
サブタイトル
著者 [著者区分]坂崎 かおる [著・文・その他]
出版社 講談社 レーベル
本体価格
(予定)
1900円 シリーズ
ページ数 284p Cコード 0093
発売予定日 2024-11-20 ジャンル 一般/単行本/日本文学、小説・物語
ISBN 9784065369449 判型 46
内容紹介
『嘘つき姫』で鮮烈デビュー、2作目『海岸通り』で芥川賞候補。
ファンタジックな世界観と異国情緒ただよう文体で読者を魅了する、2024年最大の新人が、文芸界に風穴を開ける。
次世代の「本物」を探すみなさま、この「才能」を、見つけてください。


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手のひらのミクロコスモス。地獄の口に何度でも出くわす人生、でも私だけの天国に続く糸も確かに光り、ここにある。この物語の中に。
ーー 一穂ミチ

とびきり美しい物語群の中に暗さや裏切りがあって、人間の光と影を同時に見せてくる…才能って“これ”のことね!?
ーー佐伯ポインティ

孤立と連帯のあわいを揺れる不器用な人間の心。その迷宮の出口は、意外なところに開いている。
ーー千街晶之

注目作家の変幻自在っぷりが炸裂。一編一編異なる魂を持つ、驚異的な短編集。 
ーー瀧井朝世

坂崎さんの紡ぐ、宝石箱がきらめくような言葉づかいに、もう、夢中です!!!
ーー三宅香帆
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★収録作品★
「ベルを鳴らして」(日本推理作家協会賞短編部門受賞作)
そこにひとつの戯画がある。家一軒ほどの大きさのタイプライターだ。

「イン・ザ・ヘブン」
地獄はどこにでもある。内とか外とか関係ない。

「名前をつけてやる」
これは「バッグ・クロージャ―」これは「ランチャーム」これは「ポイ」

「あしながおばさん」
拝啓 盛夏の候、時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。

「あたたかくもやわらかくもないそれ」
ゾンビは治る。マツモトキヨシに薬が売ってる。

「渦とコリオリ」
水流は左に渦を巻いている。


邦文タイピストの少女がついた歴史を変える嘘や、禁書運動家の母親を持つ少女の始祖サンドで繋がれた絆、流行り病「ゾンビ」で親友を亡くした女性の不思議な一晩etc.
人生ベストの一編が、ここに。
目次
ベルを鳴らして
イン・ザ・ヘブン
名前をつけてやる
あしながおばさん
あたたかくもやわらかくもないそれ
渦とコリオリ
著者略歴(坂崎 かおる)
1984年東京都生まれ。2020年「リモート」でかぐやSFコンテスト審査員特別賞、’21年「電信柱より」で百合文芸小説コンテストSFマガジン賞を受賞。そのほか、受賞歴多数。2024年「ベルを鳴らして」で第77回日本推理作家協会賞短編部門を受賞。最新作は『嘘つき姫』。
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