『事件現場のソクラテス』の詳細情報

事件現場のソクラテス
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タイトル 事件現場のソクラテス
サブタイトル
著者 [著者区分]■尼野 ゆたか [著・文・その他]
■慧子 [イラスト]
出版社 星海社 レーベル
本体価格
(予定)
1700円 シリーズ 星海社FICTIONS
ページ数 384p Cコード 0093
発売予定日 2024-10-23 ジャンル 一般/単行本/日本文学、小説・物語
ISBN 9784065373743 判型 B6
内容紹介
「俺は名探偵ではない。哲学の学徒だ」
新人の警察官僚が命じられたのは、捜査顧問の肩書きを持ち、本を愛する変人哲学者のサポート!
あの本もこの本も読みたくなる哲学ミステリ!

【登場人物】
鷺島叡太郎(さぎしま えいたろう)
新人の警察官僚。捜査顧問のサポート役を任命され、悪戦苦闘する。本が好きで大学時代に書店でのバイト経験もあるが、哲学にはさほど詳しくない。

備前京輔(びぜん きょうすけ)
西多摩の廃校に住まい、体育館を本で埋め尽くして暮らす哲学者。捜査顧問として警察に協力するが、全ては哲学のため。


【第一章 柊木玲】
人間の欲望は、その意味を、他者の欲望のうちに見出す。
ジャック・ラカン『エクリ』

【第二章 落合詩朗】
真理を探究するには、生涯に一度はすべてのことについて、できるかぎり疑うべきである。
ルネ・デカルト『哲学原理』

【第三章 秋山瑠理】
悲劇は音楽の精髄から誕生したのだ。
フリードリヒ・ニーチェ『悲劇の誕生』

【第四章 東京都民】
「よろしい、アテナイ人諸君。では私はこれから弁明を行なわねばならぬ、そうして諸君が旧くから私に対して抱いているところの疑惑を諸君から除き去ることを試みなければならぬーーしかもきわめて短時間に!」
プラトン『ソクラテスの弁明』

【終章 哲学入門】
哲学に入る門は到る処にある。
三木清『哲学入門』
目次
著者略歴(尼野 ゆたか)
小説家。1983年生まれ。『ムーンスペル!!』で第16回ファンタジア長編小説大賞佳作を受賞。05年同作でデビュー。近作に『お直し処猫庵(ルビ:にゃあん)』、『期間限定皇后』、『戦国昼寝姫、いざ参らぬ』など。
著者略歴(慧子)
イラストレーター。書籍の装画や広告用ビジュアルなどを手掛ける。指先まで気をつかった美しい女性をコンセプトに創作活動を展開中。
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