『チャンドラー講義』の詳細情報

チャンドラー講義
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タイトル チャンドラー講義
サブタイトル
著者 [著者区分]諏訪部 浩一 [著・文・その他]
出版社 講談社 レーベル
本体価格
(予定)
2600円 シリーズ
ページ数 320p Cコード 0095
発売予定日 2024-12-12 ジャンル 一般/単行本/日本文学、評論、随筆、その他
ISBN 9784065375006 判型 46
内容紹介
「孤独」な探偵マーロウを通して浮かび上がる、「自分の居場所」を探し続けたチャンドラーの人生。

<マーロウ>シリーズにおける「ハードボイルド」のイメージのゆらぎに着目し、
伝記的情報とともにレイモンド・チャンドラーの成長と変化、実存に迫る画期的挑戦。
詩やエッセイ、パルプ作家時代の短編から映画シナリオまで徹底分析。
ファン必読必携、チャンドラー研究の完成形にして決定版!


「フィリップ・マーロウという名前を見るだけでときめく。
ぼろぼろの現実を忘れさせてくれる「夢の男」。
文学史上一度だけ現れた幻とさえ感じていたけれど、
本書によって、その誕生の秘密を知ってしまいました」
――穂村 弘



第一講  イントロダクション
第二講  チャンドラー以前のチャンドラー 詩とエッセイ
第三講  パルプ作家時代 短編小説
第四講  マーロウ登場 『大いなる眠り』
第五講  シリーズの始まり 『さよなら、愛しい人』
第六講  弱者の味方 『高い窓』
第七講  戦争の影 『水底の女』
第八講  チャンドラー、ハリウッドへ行く 映画シナリオ
第九講  依頼人のいない世界 『リトル・シスター』
第十講  キャリアの集大成 『ロング・グッドバイ』(1)
第十一講 チャントドラー文学の到達点 『ロング・グッドバイ』(2)
第十二講  未完のプロジェクト 『プレイバック』
目次
著者略歴(諏訪部 浩一)
1970年東京都生まれ。アメリカ文学研究者。上智大学文学部卒業。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程中退。ニューヨーク州立大学バッファロー校博士課程修了、Ph.D。現在、東京大学大学院人文社会系研究科・文学部准教授。2009年に『ウィリアム・フォークナーの詩学 1930-1936』で第14回清水博賞を、2013年に『『マルタの鷹』講義』で第66回日本推理作家協会賞(評論その他の部門)を受賞。著書に『ノワール文学講義』『アメリカ小説をさがして』『カート・ヴォネガット トラウマの詩学』『薄れゆく境界線 現代アメリカ小説探訪』、訳書にフォークナー『八月の光』、同『土にまみれた旗』などがある。
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