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タイトル |
ゴヂラ |
サブタイトル |
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著者 [著者区分] | 高橋 源一郎 [著・文・その他]
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出版社 |
講談社 |
レーベル |
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本体価格 (予定) |
2200円 |
シリーズ |
講談社文芸文庫 |
ページ数 |
272p
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Cコード |
0193 |
発売予定日 |
2024-11-11 |
ジャンル |
一般/文庫/日本文学、小説・物語 |
ISBN |
9784065375549 |
判型 |
文庫(A6) |
内容紹介 |
傑作『日本文学盛衰史』に先立ち一九九六年に連載され、五年間の熟成期間を経て二一世紀最初の年末に単行本が刊行された『ゴヂラ』――。 二〇世紀末の西武池袋線石神井公園駅付近の一見平凡な住人たちが同時多発的に異様な状況に巻き込まれてしまう。 これは局所的ではなく、世界全体に同時多発的に起きている異変なのだ。 夏目漱石と森鴎外が結託して悪事を教唆し、詩人は石神井の町から出られなくない、火星人が石神井に襲来する…… あまりに逸脱した展開に、「作者からのお知らせ」までもが入りこむ。 そして、はたしてゴヂラは現れるのか? 世紀をまたいで書き上げられた怪作、初めての文庫化。
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目次 |
序章 幸福の黄色いハンカチ 第一章 お掃除する人 第二章 ニッポンのポルノ 第三章 漂流教室 第四章 ボスは森高 第五章 長崎は今日も雨だった 第六章 銃より他に神はなし 第七章 火星人襲来 第八章 朝日のようにさわやかに 作者からのお知らせ 第九章 ぬいぐるみ戦争 終章 ゴヂラ 著者から読者へ 解説 年譜 著書目録 |
著者略歴(高橋 源一郎) |
高橋源一郎(1951・1・1~)小説家、文芸評論家。広島県生まれ。灘中高校時代、詩・演劇に興味をもつ。横浜国立大学経済学部在学中、学生運動で逮捕され拘置所を体験。以後10年、肉体労働に従事。1981年、『さようなら、ギャングたち』が群像新人長篇小説賞優秀作に選ばれデビュー。吉本隆明に絶賛される。88年、『優雅で感傷的な日本野球』で三島由紀夫賞、2002年、『日本文学盛衰史』で伊藤整文学賞、12年、『さよならクリストファー・ロビン』で谷崎潤一郎賞を受賞。24年、久々の大長篇小説『DJヒロヒト』を刊行し話題となった。自身の小説執筆に際しては、表面的な小説らしさにとらわれず、言語表現の最前線において格闘しつづける一方、ラジオや新聞、テレビ等のメディアにおいては、親しみやすい語り口で多数の読者予備軍に向けて文学のおもしろさを伝えることに努力を惜しまない。デビュー後40年超の今なお文学の前衛としてチャレンジをつづける作家である。 |