『愛の人 やなせたかし』の詳細情報

愛の人 やなせたかし
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タイトル 愛の人 やなせたかし
サブタイトル
著者 [著者区分]■小手鞠 るい [著・文・その他]
■やなせ たかし [イラスト]
出版社 講談社 レーベル
本体価格
(予定)
730円 シリーズ 講談社文庫
ページ数 336p Cコード 0195
発売予定日 2025-01-15 ジャンル 一般/文庫/日本文学、評論、随筆、その他
ISBN 9784065382028 判型 文庫(A6)
内容紹介
朝ドラ主人公のモデル、やなせたかし
アンパンマンを生み、「詩とメルヘン」編集長として多くの才能を育てた愛と献身の人生を、数々の名作詩とともに愛弟子が描く。
文庫化に際し『優しいライオン やなせたかし先生からの贈り物』を改題、書下ろし掌篇小説「シークレット・ラブ」を収録。解説:永田萠

「君はなんのために生まれたか」
「ぼくは『誌とメルヘン』を
 編集するために
 この世に生まれました
 これが僕の仕事です」
1987年12月臨時増刊号「詩とメルヘンの15年」より

先生は、笑顔で人にパンを分け与えながら、胸の奥に、まるで海のような悲しみを抱きつづけた詩人だった。――やなせたかしが思いを込めて編集を続けた「詩とメルヘン」の”卒業生”が、恩師の作品と人生を貫く「なんのために生まれて、なにをして生きるのか」という思想を名作詩の数々とともにひも解く感動作。

【内容】
プロローグ----やなせ先生、ありがとう
第一章 あこがれよ なかよくしよう----裏町ぐらしの下積み時代
第二章 さびしいひとをなぐさめたい----「詩とメルヘン」の創刊
第三章 死んでもひとをよろこばせたい-----絵本『やさしいライオン』
第四章 愛がなければ生きられない----アンパンマンの奇跡の始まり
第五章 しあわせよ カタツムリにのって----アンパンマンワールドの魅力
第六章 戦場にも花は咲いていた----『おとうとものがたり』
第七章 今日はすぐに思い出になる-----最愛の人、暢さんの死
第八章 書いては消し、消しては書く----「いい子いい子」
第九章 かわりのメダカはいないんだ----なにが君のしあわせ
第十章 夢の中にも夢はある----『詩とメルヘン』の三十年と幻の生前葬
あとがきにかえて----この人生が好き
解説 永田 萠
シークレット・ラブ----文庫版のための書き下ろし掌篇小説
目次
著者略歴(小手鞠 るい)
1956年岡山県生まれ。同志社大学法学部卒業。1992年にアメリカに移住。現在、ニューヨーク州ウッドストック在住。小説、児童書など、著書多数。主な近刊として『情事と事情』『女性失格』『乱れる海よ』など。
著者略歴(やなせ たかし)
1919年生まれ。 高知県出身。新聞記者、三越宣伝部のデザイナーなどを経て漫画家、詩人として活躍。1973年、絵本『あんぱんまん』を刊行。同時期に雑誌「詩とメルヘン」を創刊し、30年間編集長を務めた。主な著書に絵本『やさしいライオン』『チリンのすず』、作詞に『手のひらを太陽に』『それいけ!アンパンマン』など多数。1990年勲四等瑞宝章受賞。1995年日本漫画家協会文部大臣賞受賞。2000年日本児童文芸家協会児童文化功労賞受賞。2013年10月逝去。
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