『あの夏の日が、消えたとしても』の詳細情報

あの夏の日が、消えたとしても
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タイトル あの夏の日が、消えたとしても
サブタイトル
著者 [著者区分]■櫻 いいよ [著・文・その他]
■ふすい [イラスト]
出版社 集英社 レーベル
本体価格
(予定)
650円 シリーズ 集英社オレンジ文庫
ページ数 288p Cコード 0193
発売予定日 2024-06-20 ジャンル 一般/文庫/日本文学、小説・物語
ISBN 9784086805636 判型 文庫(A6)
内容紹介
「千鶴のことが好きだよ」。夏休み直前、海で花火をした日に、高2の千鶴は律に告白される。けれど、一年前、千鶴は律に振られていた。実は、律は、その日の記憶を失っていて――!? 一方、千鶴と同級生の華美は、海が見えるビルの屋上で月村と出会う。過干渉な母親と過ごしてきた華美と、人の死にトラウマを抱えている月村。毎日会ううちに、お互い、人には話せない痛みを共有する関係に。そして、一年後に花火をする約束を交わすけれど…。
消えた夏の日をめぐる、高校生の恋と青春物語!

(本文より)
思い出の重さは、ひとぞれぞれちがう。
「おれはさ、千鶴のことが好きだよ」
となりにいる律が、あたしをまっすぐに見据えて言った。
――かつて、あたしを振ったことを忘れてしまっているかのように。
遠くで花火が弾ける音がした。砂浜で友だちが花火を楽しんでいる。去年は夏休みのお盆明けだったけれど、今年は夏休みに入る直前で、それでも再現感があるな、と思った。
あたしの気持ちは、去年の夏からなにもかわっていない。
胸にはまだ、律への想いと、去年のあの夏の日の記憶が、痛みが、はっきりと刻まれている。
目次
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