『水たまりで息をする』の詳細情報

水たまりで息をする
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タイトル 水たまりで息をする
サブタイトル
著者 [著者区分]高瀬 隼子 [著・文・その他]
出版社 集英社 レーベル
本体価格
(予定)
540円 シリーズ 集英社文庫(日本)
ページ数 168p Cコード 0193
発売予定日 2024-05-21 ジャンル 一般/文庫/日本文学、小説・物語
ISBN 9784087446463 判型 文庫(A6)
内容紹介
第165回芥川賞候補作

ある日、夫が風呂に入らなくなったことに気づいた衣津実。夫は水が臭くて体につくと痒くなると言い、入浴を拒み続ける。彼女はペットボトルの水で体をすすぐように命じるが、そのうち夫は雨が降ると外に出て濡れて帰ってくるように。そんなとき、夫の体臭が職場で話題になっていると義母から聞かされ、「夫婦の問題」だと責められる。夫は退職し、これを機に二人は、夫がこのところ川を求めて足繁く通っていた彼女の郷里に移住する。川で水浴びをするのが夫の日課となった。豪雨の日、河川増水の警報を聞いた衣津実は、夫の姿を探すが――。

【著者略歴】

高瀬隼子(たかせ・じゅんこ)
1988年愛媛県生まれ。東京都在住。立命館大学文学部卒業。2019年「犬のかたちをしているもの」で第43回すばる文学賞を受賞。2020年に同作でデビュー。2022年『おいしいごはんが食べられますように』で第167回芥川賞、2024年『いい子のあくび』で第74回芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞。
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