『龍陵会戦』の詳細情報

龍陵会戦
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タイトル 龍陵会戦
サブタイトル
著者 [著者区分]古山 高麗雄 [著・文・その他]
出版社 小学館 レーベル P+D BOOKS
本体価格
(予定)
800円 シリーズ
ページ数 398p Cコード 0093
発売予定日 2024-07-11 ジャンル 一般/単行本/日本文学、小説・物語
ISBN 9784093522601 判型 B6
内容紹介
「勇兵団」生き残りの声をありのままに綴る

仙台に本拠を置く陸軍第二師団「勇兵団」の一兵卒として南洋に送られた著者は、旧ビルマと中国の国境で、雲南遠征軍を相手に苦戦を強いられている龍陵守備隊を救出する任務に就く。しかし圧倒的な物量の差はいかんともしがたく、上官、同僚が次々と亡くなり、負傷していった。
――挙国一致だと。糞食らえだ。尽忠報国だと。糞食らえだ。……気力なし、体力なし、プライドなし、自信なし、希望なし。……私は、もう、なにがどうでもいいような気持になっていたのだ。――
その絶望的な戦いをともに経験した勇兵団の生き残りを中心に、丹念に取材を続けてまとめられた一冊。相手は饒舌ではない東北人だが、それだけに一層言葉に重みが感じられる。
古山高麗雄の戦争三部作のうち、『断作戦』に続く第二作。
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