『演技の果て・その一年』の詳細情報

演技の果て・その一年
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タイトル 演技の果て・その一年
サブタイトル
著者 [著者区分]山川 方夫 [著・文・その他]
出版社 小学館 レーベル P+D BOOKS
本体価格
(予定)
800円 シリーズ
ページ数 360p Cコード 0093
発売予定日 2024-07-11 ジャンル 一般/単行本/日本文学、小説・物語
ISBN 9784093524919 判型 B6
内容紹介
芥川賞候補作3篇を含む珠玉の作品集

――あの、二年前の別れたあと、私は毎日、新聞の社会面をみるたびにびくびくした。女の自殺ばかりが目につき、不安は半年以上もつづいた。……彼女の死、それが、それまでは新しく生きることも死ぬこともゆるされない、ひとつの刑の期限のように思えたのだ。――
ある女優の自死をきっかけに、冷たく別れたかつての恋人・小田富子のことをあらためて思い起こす〈私〉。突然、消息不明だった富子から「会いたい」という手紙がきて……。
表題作「演技の果て」のほか、米兵に媚びを売る日本人女性に複雑な思いを抱く日本人少年を描いた「その一年」、乳飲み子を船から海に投げ込んだ女の心理を綴る「海の告発」という芥川賞候補作3作品と、「煙突」「猿」「遠い青空」「頭上の海」といういずれ劣らぬ4篇の短篇からなる作品集。
目次
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