『銀色の鈴』の詳細情報

銀色の鈴
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タイトル 銀色の鈴
サブタイトル
著者 [著者区分]小沼 丹 [著・文・その他]
出版社 小学館 レーベル P+D BOOKS
本体価格
(予定)
650円 シリーズ
ページ数 218p Cコード 0093
発売予定日 2024-10-10 ジャンル 一般/単行本/日本文学、小説・物語
ISBN 9784093524971 判型 B6
内容紹介
人気の大寺さんもの2篇を含む秀作短篇集

〈――へえ、空襲だと云ふのに、暢気な奴もゐるものだ……。
一平叔父の指す方を見ると、土堤の下の石の上に立つて釣をしてゐる男がゐる。大寺さんは苦笑した。大寺さんもだが、一平叔父も着流しの儘で土堤の上に立つてゐる。
――われわれも、暢気ぢやないとは云へませんね。〉
戦時中、疎開先でののんきな代用教員生活を描いた「古い編上靴」と、戦後、妻が亡くなってから、再婚と娘の結婚までを淡々とつづった「銀色の鈴」という、ファンのあいだで評価の高い「大寺さんもの」2篇に加え、子どものころによく訪ねた伯母の家のあれこれを記した「小径」、戦争で亡くなってしまった友人をしのぶ「昔の仲間」など、7篇の秀作を収録。
目次
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