『鯨鯢の鰓にかく ~商業捕鯨 再起への航跡 ~ 』の詳細情報

鯨鯢の鰓にかく
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タイトル 鯨鯢の鰓にかく
サブタイトル 商業捕鯨 再起への航跡
著者 [著者区分]山川 徹 [著・文・その他]
出版社 小学館 レーベル
本体価格
(予定)
1800円 シリーズ
ページ数 354p Cコード 0095
発売予定日 2024-09-27 ジャンル 一般/単行本/日本文学、評論、随筆、その他
ISBN 9784093891646 判型 46
内容紹介
絶体絶命でも捕鯨を続ける男たちの群像

反捕鯨団体の過激な妨害活動、国際社会からの批判――日本の捕鯨は、幾度も障壁にぶつかってきた。
シー・シェパードが妨害を過激化させた2000年代後半。著者は調査捕鯨船に同行取材し、若手船員たちの情熱や葛藤を目の当たりにする。

しかし、日本が調査捕鯨で積み重ねたデータは、国際社会では認められなかった。2019年、日本はIWC(国際捕鯨委員会)を脱退し、200海里内での「商業捕鯨」に舵を切る。それは同時に、かつて船員が奮闘した「南極海」「北西太平洋」での捕鯨が終焉することを意味していた。

奇しくも2019年に亡くなった「クジラ博士」は、南極海捕鯨の終焉を誰よりも惜しみ、こう言った。
「まさに“けいげいのあぎとにかく”ですね」

けいげいとは雄クジラと雌クジラ、あぎとは鰓(エラ、アゴ)のこと。クジラに飲み込まれそうになったが、アゴに引っかかって助かった――。そんな絶体絶命な状況のなか、いかにして日本の捕鯨は続いてきたのか?

およそ15年の時を経て、著者は再び捕鯨船に乗船取材。若手から中堅になった捕鯨船員たちと、「クジラ博士」の歩みを通して、捕鯨業界の「再起への航跡」を辿る。
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