『イシュタムの手 法医学教授・上杉永久子』の詳細情報
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タイトル |
イシュタムの手 法医学教授・上杉永久子 |
サブタイトル |
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著者 [著者区分] | 小松 亜由美 [著・文・その他]
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出版社 |
小学館 |
レーベル |
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本体価格 (予定) |
710円 |
シリーズ |
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ページ数 |
320p
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Cコード |
0193 |
発売予定日 |
2024-07-05 |
ジャンル |
一般/文庫/日本文学、小説・物語 |
ISBN |
9784094073669 |
判型 |
文庫(A6) |
内容紹介 |
現役解剖技官が描く、リアル法医学ミステリ
大学受験に失敗し、東京の実家を出て秋田医科大学に進学した南雲瞬平。ある出来事をきっかけに、大学卒業後は博士課程に進み、法医学教室に所属している。秋田県内で発見された異状死体の法医解剖は全てここで行われる。上司の上杉永久子教授は自殺研究の第一人者だ。抜群の解剖技術と観察眼を持ち、死者と死者を見送る者への敬意を尊重する一方、その想いが先走り、周囲を振り回すこともたびたびだった。 年末、運び込まれてきたのは二体の焼死体だった。高齢で寝たきりの妻とその夫とみられる。無理心中事案と思われていたが、上杉は両者の臓器に似たようなポリープがあることに着目、警察にある指示を出した。これにより、意外な事実が明らかになり――。 一家の食中毒事案、生後二か月の乳児の死亡事案、夏祭りでの毒物混入事案、そして、南雲の過去に起きたある人物の死にまつわる衝撃的な出来事。常識に縛られない上杉と、執刀医を目指す南雲のコンビが事件の真相に迫る。 現役解剖技官が描く、司法解剖のリアル。そして、自然豊かな秋田の風物や風景。圧倒的な描写力で、私たちの隣にある「死」について深く考えさせられる、新たな領域に踏み込む法医学ミステリ。
【編集担当からのおすすめ情報】 著者の小松亜由美さんは、現役の解剖技官にしてミステリマニア。解剖シーンのリアルさは右に出るものなしです。出身地である秋田県の方言やご当地ものの、ユニークな描写も秀逸。唯一無二の法医学ミステリ、ぜひお楽しみください。
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目次 |
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