『富岡多惠子の革命』の詳細情報

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タイトル 富岡多惠子の革命
サブタイトル
著者 [著者区分]島﨑今日子 [著・文・その他]
出版社 中央公論新社 レーベル
本体価格
(予定)
2500円 シリーズ 単行本
ページ数 368p Cコード 0095
発売予定日 2025-11-20 ジャンル 一般/単行本/日本文学、評論、随筆、その他
ISBN 9784120059698 判型 46
内容紹介
2023年4月8日に87歳で死去した作家、富岡多恵子の評伝。
池田満寿夫との7年間の事実婚の後、55年をともに暮らした夫、現代美術家・菅木志雄氏へのインタビューを中心に、親交の深かった関係者へ取材。
上野千鶴子が「戦後文学史の中で唯一無二の存在」とする作家の生涯を描く。

【富岡多惠子】
1935年大阪市生まれ。詩人の小野十三郎の影響を受けて詩を書き始め、58年詩集『返礼』でH氏賞を受賞。その後、小説を手掛け、73年『冥途の家族』で女流文学賞、97年『ひべるにあ島紀行』で野間文芸賞。鋭い批評眼と文学性を持った評論も評価が高く、94年「中勘助の恋」で読売文学賞、2001年「釋迢空ノート」で毎日出版文化賞、05年「西鶴の感情」で伊藤整文学賞、大佛次郎賞。92年刊行の上野千鶴子、小倉千加子との共著『男流文学論』はフェミニズム批評の先駆けとして大きな話題となった。

【菅木志雄】
1944年岩手県生まれ。68年に初の個展を開催、以来、数多くの展覧会で発表を続ける。「もの派」を代表するアーティスト。2012年ロサンゼルスの「太陽へのレクイエム:もの派の美術」へ参加、再評価の機運が高まった。同年ニューヨーク近代美術館で開催された「Tokyo 1955-1970: A New Avant-Garde」に参加。16年にはイタリア・ミラノで大規模個展「Situations」が開催され、17年ヴェネチア・ビエンナーレ「VIVA ARTE VIVA」にも参加。08年、栃木県那須塩原市に菅の作品を常時展示するスペース「菅木志雄 倉庫美術館」が開館した。16年、毎日芸術賞受賞。

【池田満寿夫】
1934年旧満州国生まれ。画家・版画家・挿絵画家・彫刻家・陶芸家・作家・映画監督など、芸術家として多彩に活躍。50年代後半から版画家として東京やパリなど各地のビエンナーレで入賞。65年ニューヨーク近代美術館で個展を開催、翌年ヴェネチア・ビエンナーレで国際大賞受賞。77年『エーゲ海に捧ぐ』で芥川賞。97年3月8日死去。
目次
著者略歴(島﨑今日子)
島﨑今日子
1954年、京都市生まれ。ノンフィクションライター。ジェンダーをテーマに幅広い分野で執筆活動を行っている。著書に『安井かずみがいた時代』『森瑤子の帽子』『この国で女であるということ』『だからここにいる――自分を生きる女たち』『ジュリーがいた 56年の光芒』など。
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