『言論統制 増補版 ~情報官・鈴木庫三と教育の国防国家 ~ 』の詳細情報

言論統制 増補版
AmazonカートAmazonで予約する
タイトル 言論統制 増補版
サブタイトル 情報官・鈴木庫三と教育の国防国家
著者 [著者区分]佐藤卓己 [著・文・その他]
出版社 中央公論新社 レーベル
本体価格
(予定)
1500円 シリーズ 中公新書
ページ数 592p Cコード 1221
発売予定日 2024-05-22 ジャンル 教養/新書/日本歴史
ISBN 9784121028068 判型 新書(B40)
内容紹介
戦後のジャーナリズム研究で、鈴木庫三は最も悪名高い軍人である。戦時中、非協力的な出版社を恫喝し、用紙配給を盾に言論統制を行った張本人とされる。超人的な勉励の末、陸軍から東京帝国大学に派遣された鈴木は、戦争指導の柱となる国防国家の理論を生み出した教育将校でもあった。「悪名」成立のプロセスを追うと、通説を覆す事実が続出した。言論弾圧史に大きな変更を迫った旧版に、その後発掘された新事実・新資料を増補。
目次
著者略歴(佐藤卓己)
佐藤卓己
1960年、広島県生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程研究指導認定退学。東京大学新聞研究所助手、同志社大学文学部助教授、国際日本文化研究センター助教授、京都大学大学院教育学研究科教授などを経て、現在、上智大学文学部新聞学科教授、京都大学名誉教授。専攻はメディア文化学。2020年にメディア史研究者として紫綬褒章を受章。
著書に『大衆宣伝の神話』(ちくま学芸文庫)、『現代メディア史 新版』(岩波テキストブックス)、『『キング』の時代』、(岩波現代文庫、日本出版学会賞・サントリー学芸賞受賞)、『言論統制』(中公新書、吉田茂賞受賞)、『八月十五日の神話』(ちくま学芸文庫)、『テレビ的教養』(岩波現代文庫)、『輿論と世論』(新潮選書)、『ファシスト的公共性』(岩波書店、毎日出版文化賞受賞)、『負け組のメディア史』(岩波現代文庫)、『池崎忠孝の明暗』(創元社) など多数
他の書籍を検索する