『イノベーションの科学 ~創造する人・破壊される人 ~ 』の詳細情報

イノベーションの科学
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タイトル イノベーションの科学
サブタイトル 創造する人・破壊される人
著者 [著者区分]清水洋 [著・文・その他]
出版社 中央公論新社 レーベル
本体価格
(予定)
920円 シリーズ 中公新書
ページ数 272p Cコード 1234
発売予定日 2024-11-20 ジャンル 教養/新書/経営
ISBN 9784121028310 判型 新書(B40)
内容紹介
経済成長の起爆剤として期待されるイノベーション。
将来への新しい希望であると同時に、「創造的破壊」と言われるように、人々のスキルや生活の基盤を壊す側面もある。
本書は「人」の観点から検討し、創造の促進は元より、破壊の打撃を軽減する方策を考察する。
創造する人、破壊される人の特徴とは?
抵抗と格差を縮小する教育投資、ミドル・シニア層のリスキリングとは?
希望と幸せのための二つのリスク・シェアとは?
目次
 ■目 次■

はじめに

第1章 イノベーションとは何か
1 「創造的破壊」としてのイノベーション
2 不確実性がつきもの
3 創造の恩恵と破壊のダメージには時間差がある
 
第2章 創造する人の特徴
1 創造性は才能なのか、環境なのか
2 動機づけ次第で創造性が変わる
3 誰がイノベーションを生み出すのか
4 「創造的破壊」の張本人は誰か
 
第3章 破壊される人は誰か
1 誰が破壊されやすいのか
2 どのような人が破壊されてきたのか
3 破壊されるインパクト
 
第4章 新しいモノゴトへの抵抗
1 抵抗を生むイノベーション
2 政府はどちら側につくのか
3 抵抗がなくなる条件
 
第5章 アメリカ型をマネするな
1 世界をリードするイノベーション大国
2 広がる格差と増える絶望死
3 どこかに正解がある?
 
第6章 自己責任化する社会
1 リスクの取り方、分散の仕方
2 個人が引き受ける破壊リスク
3 広がる自己責任と、狭まる「他者への責任」

第7章 創造と破壊のためのリスク・シェア
1 政府の再分配
2 リスク・シェアのさまざまな可能性
3 イノベーションを方向づける
 
おわりに
謝辞
参考文献
註記
著者略歴(清水洋)
清水洋
1973年神奈川県生まれ.1997年中央大学商学部卒業.1999年一橋大学大学院商学研究科修士課程修了.2002年ノースウェスタン大学大学院歴史学研究科修士課程修了.2007年ロンドン・スクール・オブ・エコノミックス・アンド・ポリティカルサイエンス(Ph.D). 2008年一橋大学大学院イノベーション研究センター専任講師,准教授,教授を経て,2019年より早稲田大学商学学術院教授.著書 『ジェネラル・パーパス・テクノロジーのイノベーション』(有斐閣,2016年,第59回日経・経済図書文化賞,第33回高宮賞受賞).『General Purpose Technology,Spin-Out, and Innovation』(Springer,2019年,シュンペーター賞受賞)『野生化するイノベーション』(新潮社,2019年)、『アントレプレナーシップ』(有斐閣,2022年『イノベーション』(有斐閣,2022年),『イノベーションの考え方』(日経文庫,2023年).
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