『中空構造日本の深層 ~増補新版 ~ 』の詳細情報

中空構造日本の深層
AmazonカートAmazonで予約する
タイトル 中空構造日本の深層
サブタイトル 増補新版
著者 [著者区分]河合隼雄 [著・文・その他]
出版社 中央公論新社 レーベル
本体価格
(予定)
1200円 シリーズ 中公文庫
ページ数 320p Cコード 1111
発売予定日 2024-06-19 ジャンル 教養/文庫/心理(学)
ISBN 9784122075276 判型 文庫(A6)
内容紹介
空を中心とするとき、統合するものを決定すべき、決定的な戦いを避けることができる。それは対立するものの共存を許すモデルである――日本人の心理を、中空を保って均衡し合う構造とし、西欧の中心へと統合する心理構造との対比で論じる。関連論考「日本神話の中空構造」、吉田敦彦との対談「神話と日本人」を増補。〈解説〉吉田敦彦/河合俊雄

(目次より)

神話的知の復権
『古事記』神話における中空構造
中空構造日本の危機

昔話の心理学的研究
民話と幻想
「うさぎ穴」の意味するもの
日本昔話の心理学的解明

現代青年の感性
象徴としての近親相姦
家庭教育の現代的意義
偽英雄を生み出した「神話」
フィリピン人の母性原理

あとがき
旧版解説(吉田敦彦)

  *
日本神話にみる意思決定
巻末対談「神話と日本人」河合隼雄×吉田敦彦
増補新版解説(河合俊雄)
目次
著者略歴(河合隼雄)
河合隼雄
一九二八(昭和三)年、兵庫県に生まれる。五二年、京都大学理学部卒業。スイスのユング研究所に留学し、六五年、ユング派精神分析医の資格を取得。京都大学教育学部教授、国際日本文化研究センター所長、文化庁長官を歴任。主な著書に『母性社会日本の病理』『昔話と日本人の心』『無意識の構造』などのほか、『河合隼雄著作集』(全十四巻)がある。二〇〇七(平成一九)年、死去。
他の書籍を検索する