『江戸川乱歩トリック論集』の詳細情報

江戸川乱歩トリック論集
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タイトル 江戸川乱歩トリック論集
サブタイトル
著者 [著者区分]江戸川乱歩 [著・文・その他]
出版社 中央公論新社 レーベル
本体価格
(予定)
1300円 シリーズ 中公文庫
ページ数 464p Cコード 1195
発売予定日 2024-10-21 ジャンル 教養/文庫/日本文学、評論、随筆、その他
ISBN 9784122075665 判型 文庫(A6)
内容紹介
探偵小説にとってトリックとは何か?

戦後、江戸川乱歩は海外作品を渉猟し、「なぜ小説を書かぬ?」と揶揄されながらも、独自のトリック研究に没頭した。
物理トリックは本当に出尽くしたのか。これからのミステリが進むべき道とは……。

多くの追随者を生んだ、全推理ファン必読の名篇「類別トリック集成」、およびその随筆版として自身が編んだ『探偵小説の「謎」』。ほか、乱歩のトリック論を精選し、初めて一冊に。
巻末に、トリック研究の只中に行われた横溝正史との対談「探偵小説を語る」(1949)を付す。
さらに、乱歩没後、松本清張指揮のもと研究を引き継いだ中島河太郎・山村正夫による「トリック分類表」(1969)を書籍初収録。

「類別トリック集成」という伝説を乗り越え、来たるべき探偵小説を模索するための、文庫オリジナル。
『江戸川乱歩座談』(中公文庫)に続く生誕130年記念刊行。

【目次】
1 類別トリック集成
2 探偵小説の「謎」
3 トリック各論・補遺:珍らしい毒殺の話/微視的探偵法/自動車と探偵小説
4 トリック総論:探偵小説のトリック/トリックを超越して/「謎」以上のもの/トリックの重要性/一人の芭蕉の問題/本陣殺人事件/探偵小説と子供心/創意の限度について/探偵小説の特殊性への執着/トリックについて
5 トリック分類表(中島河太郎・山村正夫)/探偵小説を語る(対談・横溝正史)

解説 新保博久
目次
著者略歴(江戸川乱歩)
江戸川乱歩
一八九四年、三重県名張町生まれ。本名・平井太郎。早稲田大学政経学部卒業後、数々の職業を転々。一九二三年、雑誌「新青年」に「二銭銅貨」を発表し作家デビュー。三六年の『怪人二十面相』以降は少年探偵団もので人気を博す。四七年、探偵作家クラブ(のち日本推理作家協会)初代会長となり、五四年、江戸川乱歩賞を創設。五七年より雑誌「宝石」の編集にたずさわる。六五年死去。
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