『平和と危機の構造』の詳細情報

平和と危機の構造
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タイトル 平和と危機の構造
サブタイトル
著者 [著者区分]高坂正堯 [著・文・その他]
出版社 中央公論新社 レーベル
本体価格
(予定)
1100円 シリーズ 中公文庫
ページ数 336p Cコード 1131
発売予定日 2024-10-21 ジャンル 教養/文庫/政治-含む国防軍事
ISBN 9784122075689 判型 文庫(A6)
内容紹介
政治及び経済の秩序の問題についていくつかの理論を検討する際、常に歴史の光をあててみたい。歴史抜きの理論は危険で、大体のところ害をなす――核と内戦、不安定化する国際金融、移民の増大と反発。我々は目の前の変化をどう捉え対処していくべきか、歴史的視野から考察する。国際政治学の泰斗が最晩年に著した平和への指針。

はじめに

第1章 複合波としての歴史変動
第2章 核革命の意味
第3章 内戦の時代
第4章 冷戦後のヨーロッパ
第5章 自由貿易の理論と現実
第6章 「競争力」という妄想
第7章 相互依存とその危険
第8章 アメリカ衰亡論について
第9章 アジア・太平洋圏の台頭
第10章 アジア・太平洋圏のセントラル・バランス
第11章 文明間の摩擦・抗争・積極的変容
第12章 固定観念を避けて

解説 中西 寛
目次
著者略歴(高坂正堯)
高坂正堯
一九三四(昭和九)年、京都市に生まれる。京都大学法学部卒業、のちハーバード大学留学などを経て、京都大学教授。専攻は国際政治学、ヨーロッパ政治史。六三年『中央公論』に「現実主義者の平和論」を発表し論壇デビュー。七八年『古典外交の成熟と崩壊』で吉野作造賞。著書に『国際政治』『海洋国家日本の構想』『宰相吉田茂』『世界史の中から考える』『現代史の中で考える』『文明が衰亡するとき』『世界地図の中で考える』などのほか、『高坂正堯著作集』(全八巻)がある。九六(平成八)年没。
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