『日本人の法観念 増補新装版 ~西洋的法観念との比較 ~ 』の詳細情報

日本人の法観念 増補新装版
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タイトル 日本人の法観念 増補新装版
サブタイトル 西洋的法観念との比較
著者 [著者区分]大木 雅夫 [著・文・その他]
出版社 東京大学出版会 レーベル
本体価格
(予定)
3600円 シリーズ
ページ数 312p Cコード 1032
発売予定日 2024-09-03 ジャンル 教養/単行本/法律
ISBN 9784130312103 判型 46
内容紹介
日本人は裁判嫌い? 日本人は権利意識が低い? 従来の考え方に疑問を呈し、歴史的観点から社会や制度に目を向けることで、日本人が元々有していた権利意識の高さと、それが萎縮していく過程をつぶさに――機能論的に――繙く。復刊にあたり、本書の理解をさらに深める2つの論攷を新たに収録。
 
目次
第1章 法観念比較の予備的考察
1.法圏分類基準としての法観念/2.西洋と極東における法観念の相違

第2章 西洋と極東の意味
1.文化共同体としての「西洋」/2.極東の意味

第3章 西洋法における「法の支配」と「権利のための闘争」
1.「西洋法」の概念/2.神聖なる法/3.イギリスにおける王権と法/4.フランスにおける「法の優越」/5.ドイツの「法治国」思想/6.「法の支配」の展開と権利のための闘争

第4章 極東における徳治と法治
1.「極東法」および天と皇帝/2.中国の法伝統/3.日本人における法意識の形成

第5章 日本的法観念再検討のために
1.総括的考察/2.補遺的考察

補論1 日本法の普遍性と特殊性
補論2 極東の法観念に関する誤解
著者略歴(大木 雅夫)
上智大学名誉教授
1931年生まれ。2018年逝去。1953年東京大学法学部卒、1955年同大大学院社会科学研究科修士課程修了、1958年同研究科博士課程修了。法学博士。1958年東京大学法学部助手、1959年立教大学法学部助教授、1966年同学部教授、1970年上智大学法学部教授、1999年聖学院大学政治経済学部教授。著書は『異文化の法律家』(有信堂高文社、1992年)、『資本主義法と社会主義法』(有斐閣、1992年)、『比較法講義』(東京大学出版会、1992年)、『比較法概論 原論 上・下』(翻訳、東京大学出版会、1974年)、『ヨーロッパの政治と経済』(翻訳、ダイヤモンド社、1963年)ほか。
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