『UP plus 習近平の中国』の詳細情報

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タイトル UP plus 習近平の中国
サブタイトル
著者 [著者区分]■小嶋 華津子 [編集]
■川島 真 [編集]
出版社 東京大学出版会 レーベル UP plus
本体価格
(予定)
2400円 シリーズ
ページ数 196p Cコード 1031
発売予定日 2022-11-07 ジャンル 教養/単行本/政治-含む国防軍事
ISBN 9784130333061 判型 A5
内容紹介
異例の3期目にはいる政権は何をめざすのか?経済発展、少子高齢化、イノベーション、環境問題、統治体制、民主化、人民解放軍、新疆ウイグル、香港、台湾、外交戦略、日中関係など様々な課題・政策・理念を最新の知見をもとに分析し、今後を見通す中国研究の最前線。
【「はじめに」より】
習近平政権の輪郭を理解することはある程度できるのだが、日本から見ていると中国はわかりにくい。日本社会には、中国は分裂するものであるとか、社会にまとまりがないとか、権力闘争があるとか、一君万民、上位下達であるとか、さまざまな見方が流布している。隣国ゆえの経験則の結果だとも言えるだろう。一度、共青団vs太子党vs上海派という伝統的な認識と共鳴する見方が広がると、なかなかそこから脱することができない。また、近代以降に日本が身につけた西洋近代、先進国的価値観や、冷戦期前後に形成された、社会主義、共産主義への懐疑も根強い。そして、日中間の(すでに中国側にも、日本の若年層にもないかもしれない)ライバル意識があるためか、日本を抜き去る/去った中国への懐疑や衰退願望などもあるのかもしれない。いずれにしても、中国を観る際には、さまざまな「眼鏡」が網膜の前に立ちはだかり、またいろいろなバイアスが思考のプロセスに入り込んでいるようでもある。これはその日本社会で中国研究をおこなっている研究者にも言えることかもしれない。
目次
はじめに(川島 真)

I 中国の発展は保たれるのか 中国の経済発展はサステイナブルなのか(川島 真)
1. 中国経済はバブルなのか もしそうならバブルは弾けるのか(岡嵜久実子)
2. 中国はイノベーション大国となれるのか(高口康太)
3. 高齢化は中国に何をもたらすか(片山ゆき)
4. 環境問題の解決はどこまでできるのか(大塚健司)

Ⅱ中国共産党の統治は保たれるのか(⼩嶋華津⼦)
5. 共産党は「良い統治」を実現できるか――法の支配、党組織の健全化、社会の安定化(⾦野 純)
6. 「中華民族の父」を目指す習近平、あるいは「第二のブレジネフ」か「第二のプーチン」か――権力、理念、リーダーシップ、将来動向(鈴⽊ 隆)
7. 中国は⺠主化しないのか(⼩嶋華津⼦)
8. ⼈⺠解放軍は暴⾛しないのか(⼋塚正晃)

Ⅲ 中国はどう世界で振る舞うのか(川島 真)
9. 中国の人権意識と人権問題――「少数派」と周辺地域への帰順の強制(倉⽥ 徹・熊倉 潤)
10. 中国の目指す覇権と国際秩序(⼭⼝信治)
11. 習近平の「台湾の統⼀」――その理念・政策・課題(福⽥ 円)
12. ⽇本は中国とどう付き合うべきか――崩れゆく五要因と新たな関係構築の可能性(川島 真)

あとがき
著者略歴(小嶋 華津子)
慶応義塾大学法学部教授
著者略歴(川島 真)
東京大学大学院総合文化研究科教授。専門はアジア政治外交史。著書に『中国のフロンティア』(岩波書店)、『21世紀の「中華」』(中央公論新社)、『20世紀の東アジア史』(共編著、東京大学出版会)、『よくわかる 現代中国政治』(共編著、ミネルヴァ書房)、『アフターコロナ時代の米中関係と世界秩序』(共編著、東京大学出版会)など多数。
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