『奔流の海』の詳細情報

奔流の海
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タイトル 奔流の海
サブタイトル
著者 [著者区分]■伊岡 瞬 [著・文・その他]
■伊岡 瞬 [著・文・その他]
出版社 文藝春秋 レーベル
本体価格
(予定)
1800円 シリーズ
ページ数 368p Cコード 0093
発売予定日 2022-01-26 ジャンル 一般/単行本/日本文学、小説・物語
ISBN 9784163914916 判型 46
内容紹介
1968年、静岡県千里見町に近づく台風は、五十年に一度とも百年に一度とも言われる豪雨をもたらしていた。。住んでいるところが危険区域に指定された有村一家は、小さい赤ん坊がいることもあり、親戚の家に避難を決めるが……。

それから20年後、千里見町で『清風館』という旅館を営む清田母娘の前に、坂井裕二と名乗る大学生が現れる。坂井は約一年ぶりの客だった。
『清風館』の主だった清田省三は、一年前に交通事故で亡くなり、そのため旅館も開店休業状態だったのだ。娘の千遥は母と二人暮らしをしていたが、それは父が急死したためだった。東京の大学に合格していたが、上京して母を一人にするのがためらわれたのだった.

そこに現れたのが坂井裕二で、彼の存在が千遥の大学進学への思いを後押しすることになる。また裕二は過去に何か事情があったらしく、その謎に千遥は惹きつけられていく。

裕二の過去には何があったのか? 千里見町の20年前の豪雨がもたらしたものとは? 濁流に押し流される人間の運命が慟哭を呼ぶ、愛と哀しみの青春ミステリー。
目次
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