『フェアリー・テイル 上』の詳細情報

フェアリー・テイル 上
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タイトル フェアリー・テイル 上
サブタイトル
著者 [著者区分]■スティーヴン・キング [著・文・その他]
■白石 朗 [翻訳]
出版社 文藝春秋 レーベル
本体価格
(予定)
4250円 シリーズ
ページ数 328p Cコード 0097
発売予定日 2025-04-25 ジャンル 一般/単行本/外国文学小説
ISBN 9784163919775 判型 A5
内容紹介
 巨匠、作家生活50年。
 名作の開幕の時がきた。

 暗い時代に自分が書ける楽しい物語とは何か?
 帝王キングが出した答えが本書だ。
 世界最強の想像力が生んだ、異世界の冒険がはじまる!

 ぼくの住む町には〈サイコハウス〉と呼ばれる不気味な屋敷がある。そこに住むのは偏屈な老人がひとり、閉ざされた門を越えると猛犬が襲ってくるという。ある日、悲しげに鳴く犬の声に気づいたぼくは、屋敷の主が梯子から転落して苦しんでいるのを発見した。 これがぼくとミスター・ボウディッチ(と、犬のレイダー)の出会いだった。

 怪我をした老人の世話をするため家の立ち入りを許されたぼくは、ボウディッチ氏やレイダーと心を通わせはじめる。噂とは裏腹に老人も犬も恐ろしくはなかった。だが、徐々にぼくは奇妙なことに気づきはじめる。家の裏手から妙な音がときどき聴こえてくるのだ。ボウディッチ氏が奇妙に裕福なのも謎だった。そしてある日ぼくは、氏が大量の黄金の粒を金庫に入れていることを知った――これはいったい何か? どうやって老人はこれを手に入れたのだろう?

 謎が謎を呼び、ぼくは徐々にボウディッチ氏の秘密に近づいてゆくが、この先で待っているのが、この世ならぬ異世界での大冒険だとは、思いもしなかったのだ!

 絶望に閉ざされたコロナ禍に、巨匠は自身にこんな問いを投げた――
 What could you write that would make you happy?
 自分が楽しくなる物語。あるいは暗く先の見えない時代にみんなを元気にする物語。
 さあ、自分ならどんな物語を書く?
 その答えが本書である。
 だから最後に待つのはもちろんハッピーエンドなのだ。
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