文春文庫創刊50周年記念 精選女性随筆集シリーズ第11弾! イタリアを愛し稀有な人生を歩んだ彼女の、魂の旅路を辿る名随筆
あらゆる感情と丁寧に接し、言葉という品格をまとわせる。 そんな須賀敦子の、深く、しなやかな知性がここに象られている。 ——ヤマザキ マリ 須賀敦子の文章は、不思議だ。 ものの匂いも色も音も、 まるで目の前で再現されているように、 ありありと感じられる。 ――川上弘美・まえがきより
1960年代、イタリアでコルシア書店の仲間たちと運命的な出会いがあった。 最愛のペッピーノと結婚、霧の街ミラノに暮らす。 知り合った人々との邂逅を慈しみ、優しい眼差しと誠実さに溢れる独自の表現で、 多くの人々に愛されるエッセイを紡いだ。 まだ海外渡航が珍しい時代、果敢に道を切り開いた著者の名随筆。
解説・岡本太郎
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