『ショートケーキ。』の詳細情報

ショートケーキ。
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タイトル ショートケーキ。
サブタイトル
著者 [著者区分]坂木 司 [著・文・その他]
出版社 文藝春秋 レーベル
本体価格
(予定)
640円 シリーズ 文春文庫
ページ数 208p Cコード 0193
発売予定日 2024-09-04 ジャンル 一般/文庫/日本文学、小説・物語
ISBN 9784167922726 判型 文庫(A6)
内容紹介
ショートケーキは祈りのかたち――。

悩んだり立ち止まったり、鬱屈を抱えたりする日常に、
ひとすじの光を見せてくれる甘いもの。


「ホール」
大学生の<ゆか>と<こいちゃん>はどちらも、母との二人家族。父が出て行ってから買えなくなったホールケーキを求めて、ふたりは<失われたホールケーキの会>を結成。ある時、離れて暮らす父親から、「大事な話がある」とそれぞれに連絡があり……。

「ショートケーキ。」
俺が働くケーキ屋では、ホールケーキを予約なしに買ってくれるお客さんを天使と呼ぶ。天使の中には常連もいて、その二人組女子は、丸いホールのケーキにこだわっているようなのだ。ところで甘いものに目がない姉が、最近元気がないのが気になっているが……。

「追いイチゴ」
ケーキ屋で働く私には、嬉しいことがあったときにひとりで行う「趣味」がある。ケーキを冒涜しているようで人には言えないのだが……。

「ままならない」
ママになった瞬間から、さまざまなことがままならなくなった。大好きなショートケーキをもう一度ひとりでゆっくりと味わいたい。その願望を実現すべく、<あつこ>は二人のママ友と互助会を結成する……。

「騎士と狩人」
<央介>の口癖は「嫁に行きてえ」、何事にも受け身で生きてきた28歳の会社員だ。ある時、領収書の不備を指摘されたのをきっかけに、会社の経理担当の女性のことが気になり始めるが……。


ショートケーキをめぐる、優しく温かな5編の物語。 文庫解説:岡野大嗣(歌人)
目次
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