文庫版まえがき 入口の変身物語
ちょっと長めの序文 心はどこへ消えた? ――大きすぎる物語と小さすぎる物語
春
バジーさんが転んだ メールで卓球 洞窟でキムタクの夢を見る YouTube、安全なカプセル 締め切り恐怖症 悪い考え トイレ侍とウンコ男
夏
補欠の品格 補欠の人格 ネズミのドラクエ 巨匠からの手紙 ウヒウヒグマのズババババー 余はなぜ中年アイドル退所に夢中になりしか 脳内都知事と夏のコウモリ アラビアン・ナイト・イン・ザ・タクシー ニコチンパンジー殺し――顕れるニコチンパッチ編 ニコチンパンジー殺し――遷ろうチャンピックス編
秋
午前4時の言葉たち 雑談賛歌 ソネミとネタミとカゲグチと 金で済むことは、楽やなあ トリセツと私小説 街外れのまじない師 下級動物霊の夜 仮病は心の風邪 ポサルとコーチの心の定規 紙を崇めよ
冬
中学受験の神様 ハルマゲドンの後で ピンク色の森へ 夢が仕事になりました 脳のせいなのね 監督が解脱してはいけない 涙腺モミモミ 学者の味噌汁
また、春
孤独の形 段ボール国家 憑依と劇場 未来を冷遇する 心は二ついる オレンジの傘で
あとがき
解説 辻村深月(小説家) |