『この銃弾を忘れない』の詳細情報

この銃弾を忘れない
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タイトル この銃弾を忘れない
サブタイトル
著者 [著者区分]■宇野 和美 [翻訳]
■マイテ・カランサ [著・文・その他]
出版社 徳間書店 レーベル
本体価格
(予定)
1700円 シリーズ
ページ数 224p Cコード 8097
発売予定日 2024-12-18 ジャンル 児童/単行本/外国文学小説
ISBN 9784198659424 判型 B6
内容紹介
大人たちの戦争のさなかに
少年は困難な旅に出る…

一九三八年スペイン。
二年前に内戦が始まった後、
炭鉱で働いていたミゲルの父さんは
「民主主義を守る戦い」に
身を投じて、行方が
わからなくなっていた。

十三歳になったミゲルは、
母さんとおばあちゃん、
幼い五人の弟妹たちを支えるため、
進学をあきらめて、
牛の世話をして働いていた。
そんなある日、炭鉱で父さんと
いっしょに働いていた男が
村に戻ってきて、
父さんが二百キロ近く離れた町の
収容所に入れられているのを見た、
と告げる。

すると母さんはミゲルに、
「父さんのところへ
食べ物を持っていって。そして、
ここへ連れて帰ってきてちょうだい」
と言い出す。
そんなことできっこない、と思いながらも、
母さんや弟たちの勢いに押され、
ミゲルは忠実な犬だけを連れて、
一人、旅に出ることになった。
だがオオカミのいる森、
敵か味方かわからない放浪の兵士など、
道中は危険でいっぱいで…?

内戦時代に実際にあった
出来事をもとに、
スペインの実力派作家が描く、
家族の絆と、少年の
困難な旅と成長の物語。
目次
著者略歴(宇野 和美)
スペイン語翻訳の第一人者。東京外国語大学卒。出版社勤務後、翻訳家に。訳書に『アドリア海の奇跡』『ベラスケスの十字の謎』(徳間書店)、『ピトゥスの動物園』(あすなろ書房)、『ハリケーンの季節』(早川書房)、『赤い魚の夫婦』(現代書館)など多数。日本国際児童図書評議会(JBBY)会長。
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