『雨夜の星たち』の詳細情報

雨夜の星たち
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タイトル 雨夜の星たち
サブタイトル
著者 [著者区分]寺地はるな [著・文・その他]
出版社 徳間書店 レーベル
本体価格
(予定)
770円 シリーズ 徳間文庫
ページ数 240p Cコード 0193
発売予定日 2024-06-07 ジャンル 一般/文庫/日本文学、小説・物語
ISBN 9784198949471 判型 文庫(A6)
内容紹介
「主人公が少しだけ他人と心を通わす様が、
わざとらしくなく無理がなくて、好きです。」
――沖田修一(映画監督)

できないことは、できません。
やりたくないことも、やりません。

他人に感情移入できない26歳の三葉雨音は、
それを長所と見込まれ、お年寄りの病院送迎や
お見舞い代行の「しごと」をはじめる。
聞き上手な80代セツ子、
手術の付き添いを希望する40代の好美など
依頼人は様々。空気を読まない三葉だが、
行動に変化がみられていく――。
めんどうだけど気になる三葉から
目が離せない。
解説:沖田修一


【著者からのコメント】
「雨夜の星」は目に見えません。
でもたしかにそこにあります。
空気を読むという言葉があります。
空気は目に見えません。
見えないけれどそこにあるものは、
良いものとはかぎりません。
その場の空気を読むことばかりに心を砕き、
いつのまにか決定的に間違った方向へ
進んでいくことだってあるのです。
空気は読むって、
そんなに良いことなんでしょうか?
そんなことを思いながら書きました。

【主な登場人物】
◆三葉雨音 26歳。職業はお見舞い代行。
他人に興味がない。
◆霧島開 三葉の雇い主。
喫茶店の店主で、ホットケーキが苦手。
◆リルカ スナックで働く、
感情豊かで共感能力が高い霧島の彼女。
◆星崎聡司 三葉の元同僚。
湯気の立つ食べものが苦手。失踪中。

【依頼人たち】
◆田島セツ子 病院への送迎。聞き上手な80代。
◆権藤 肝臓の病気で入院中の70代。
因縁の相手。
◆清川好美 手術の付き添い。
配偶者なしの42歳。

日本経済新聞、朝日新聞、読売新聞、
SPURほか各メディアで紹介されました!
(2021年単行本刊行時)
目次
著者略歴(寺地はるな)
1977年佐賀県生まれ。大阪府在住。『ビオレタ』で第4回ポプラ社小説新人賞を受賞しデビュー。第38回咲くやこの花賞文芸その他部門受賞。『水を縫う』で第9回河合隼雄物語賞受賞。著書に『夜が暗いとはかぎらない』『わたたしの良い子』『白ゆき紅ばら』『わたしたちに翼はいらない』『こまどりたちが歌うなら』など著書多数。
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