『大江戸釣客伝上』の詳細情報

大江戸釣客伝上
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タイトル 大江戸釣客伝上
サブタイトル
著者 [著者区分]夢枕獏 [著・文・その他]
出版社 徳間書店 レーベル
本体価格
(予定)
930円 シリーズ 徳間文庫
ページ数 424p Cコード 0193
発売予定日 2024-06-07 ジャンル 一般/文庫/日本文学、小説・物語
ISBN 9784198949495 判型 文庫(A6)
内容紹介
どうせ叶わぬ夢なら、いっそ、
江戸時代の川や海で、
魚を釣ってみたい――「あとがき」より



文学賞3冠に輝く、圧倒的な物語。


時は元禄年間、五代将軍徳川綱吉の治世。江戸湾の沖
合二町ほどのところに船を停め、釣りをする二人――
俳人の宝井其角と絵師の多賀朝湖――は、土左衛門を
釣り上げてしまう。屍体は竿をしっかりと摑んで眼を
見開き、唇からは歯を覗かせ、笑っていたのであった。
一方、旗本の津軽采女は閑職が故に釣り三昧の日々。
義父・吉良上野介の世話で、将軍の側小姓にとりたて
られることとなった。

 目次
序の巻 幻談
巻の一 沙魚
巻の二 技師
巻の三 安宅丸
巻の四 鯛
巻の五 水怪
巻の六 釣心
巻の七 密漁者
巻の八 側小姓
巻の九 無竿
巻の十 釣り船禁止令
目次
著者略歴(夢枕獏)
1951年神奈川県生まれ。東海大卒。77年「カエルの死」でデビュー。『キマイラ』『闇狩り師』『サイコダイバー』『陰陽師』などの人気シリーズを持つ。『上弦の月を喰べる獅子』で日本SF大賞。『神々の山嶺』で柴田錬三郎賞。『大江戸釣客伝』で泉鏡花文学賞、吉川英治文学賞。近年、菊池寛賞、日本ミステリー文学大賞を受賞。18年、紫綬褒章を受章。
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