『SDGs、ESG経営に必須!多様性って何ですか?D&I、ジェンダー平等入門』の詳細情報
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タイトル |
SDGs、ESG経営に必須!多様性って何ですか?D&I、ジェンダー平等入門 |
サブタイトル |
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著者 [著者区分] | 羽生 祥子 [著・文・その他]
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出版社 |
日経BP |
レーベル |
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本体価格 (予定) |
1800円 |
シリーズ |
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ページ数 |
264p
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Cコード |
0034 |
発売予定日 |
2022-01-15 |
ジャンル |
一般/単行本/経営 |
ISBN |
9784296111527 |
判型 |
46 |
内容紹介 |
多様性=ダイバーシティが今、組織に問われています。 ですが、日本の組織はなぜかダイバーシティが進みません。 特に苦手なのが、ジェンダー平等。企業を取材して分かった 「多様性に欠ける組織によくある言い訳ベスト5」は、これです。
1位「女性だけ特別視する必要あるの?」 2位「D&Iやって、経営が上向くのか?」 3位「管理職に該当する女性がいない」 4位「多様性はOKだが、女性活躍はNG」 5位「女性がみんな、バリバリ働きたいとは限らない」
それぞれの問いに、50のデータで答えていきましょう。
【読みどころ】 ◎今さら聞けない…なぜ「多様性」が組織に必要なのか!? ◎50のデータで裏付け! D&Iが企業の成長につながるわけ ◎リーダー必読!経営戦略が成功したすごいダイバー推進企業事例 ◎新コーポレートガバナンスで企業が対応すべき6つのこと
\何からやればいい? に答えます/ 【多様性早見表】【女性活躍4タイプ】でチームのダイバー推進度を判定!
★推薦コメントも続々!★
「言い訳ばかりの上司に、必ず読ませてください。」 ――サイボウズ社長 青野慶久 「多様性のある企業こそ成長する。その証明となる一冊だ。」 ――アクセンチュア社長 江川昌史 「多様性は未来を突破する切り札だと、豊富な分析から確信しました。」 ――日本総合研究所理事長 翁百合
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目次 |
【1部 理論編】 多様性って何ですか? なぜ組織にダイバーシティが必要なのか 1章 世界に訪れた「多様性」の波 ~SDGsとダイバーシティ、政治・教育界の動き
・「多様性」が示すこと あなたの組織では何と言う? ・ダイバーシティ推進が、「働くママ支援室」だった頃 ・SDGs17のゴールすべての礎になるのが、「多様性」 ・政治の世界に見る「多様性確保」 ・各国大使館が「男性だけの集会に不参加」宣言 ・広告に、無意識のステレオタイプが入っていませんか? ・アンステレオタイプアライアンスという発信 ・東大のジェンダー改革、阪大のダイバーシティ改革
2章 企業に求められるD&Iの変化 ~コーポレートガバナンスに対応する経営戦略的多様性
・米国市場では「多様性確保」の義務や罰則が規定された ・取締役に女性と社会的少数派、2人以上登用義務 ・コーポレートガバナンス・コードが2021年に改訂された ・ガバナンスが求める「企業における多様性確保」 ・日本最大の機関投資家GPIFも重視するジェンダー多様性 ・ジェンダーダイバーシティは環境に並ぶESG投資の柱
【キーパーソン対談1】 MSCIクライアントカバレッジ・エグゼクティブディレクター 杉原龍馬氏 「日本女性活躍指数」が企業の何を評価しているか聞いてみた
3章 国際比較から分かる、日本のダイバーシティの遅れ ~日本に押された「ジェンダー不平等国」の烙印
・ジェンダーギャップ指数120位/156カ国中 ・国民の4人に3人が「男性のほうが優遇されている」と認識 ・女性管理職比率、女性役員比率ともに低いレベル ・働く女性の声 「働く上での障害や壁は?」ランキング ・男女の週間労働時間分布の国際比較 ・子育てと仕事の両立、スウェーデンと日本の比較 ・人的資本への投資、国際比較で低い日本
【キーパーソン対談2】 国際通貨基金IMF前専務理事 クリスティーヌ・ラガルド氏 「日本の労働市場がジェンダー平等になったら?」と聞いてみた
4章 女性活躍が進まない「言い訳トップ5」 ~なぜ日本の組織には多様性が欠けたままなのか?
・人事部、ダイバーシティ推進室は困っている! ・言い訳トップ1 「女性だけ特別視する必要、あるの?」 ・言い訳トップ2 「D&Iやって、経営が上向くのか?」 ・言い訳トップ3 「管理職に該当するような女性がいない」 ・言い訳トップ4 「D&IはOKだけど、女性活躍はNGなんです」 ・言い訳トップ5 「女性がみんな、バリバリ働きたいとは限らない」 ・言い訳にどう対応するかを考えることが、企業のToDoになる
5章 今さら聞けない…多様性が組織に必要な理由 ~成長戦略につながる根拠やデータ
・「女性だけ特別視をするのはおかしい」の罠 ・国際的に見て、日本は組織内で「性別による役割」がある ・多様性が低い組織で起こる、危険な意思決定パターン ・ガバナンスの欠如がもたらす間違った判断 ・女性リーダーだからコロナの対応が成功したのではない ・「実力主義なので」の前に、均等な機会を与えているか? ・ダイバーシティのある国や企業は、持続的に発展する ・「D&Iをやって経営が上向くのか?」に対するデータ ・女性活躍が進む企業ほど、純利益が上がる事実 ・ダイバーシティ先進企業は株価で優位、投資家にも魅力 ・女性が運用する投資パフォーマンスは遜色なく優位結果も ・ジェンダーダイバーシティはガバナンスの向上にも利点 ・業績やガバナンスに多様性はメリット ・「女性活躍」を避けていてはダイバーシティが進まない ・「バリバリ働きたい人ばかりではない」のは男性も同じ
【2部 実践編】 ウチの会社、何から始めればいいですか? 企業の取り組み事例 1章 ウチの会社、何から手をつければいい? ~「多様性レベル」早見表、女性活躍4タイプ、D&I組織づくりリスト
・成功している企業には、取り組み方に共通点がある ・女性活躍=ワーキングママ支援から多様化への道は始まった ・あなたの組織はどのレベル? 多様性チェック【早見表】 【初級レベル】女性活躍・ワーママ支援は、重要な基礎工事 【中級レベル】働き方改革・男性育休は、価値観を変える川 【上級レベル】女性登用は、企業の本気を測るリトマス試験紙 【達人レベル】イノベーション風土は、時代を突破する鍵
【女性活躍4タイプ診断】 あなたの会社は何タイプ? ワークライフバランスと女性管理職比率で分かる -ブラック型・男性中心組織 -モーレツ型・ニセ女性活躍組織 -マミートラック型・女性戦力外組織 -イノベーション型・多様性組織
2章 制度は作ったのに、なぜ会社は変わらない? ~経営と現場、D&Iを定着させるToDoリスト
・度だけ導入しても、なぜ会社の雰囲気は変わらないのか? ・制度と風土、経営と現場の4ポイントを押さえているか? D&Iが進まない原因1 経営層×制度ゾーン D&Iが進まない原因2 経営層×風土ゾーン D&Iが進まない原因3 現場×制度ゾーン D&Iが進まない原因4 現場×風土ゾーン D&I組織づくり事例 To Doチェックリスト 経営指針、数値目標、体制 経営層のマインドセット 従業員のエンパワーメント、エンゲージメント 働き方改革、勤務制度整備 より多様な視点、イノベーション、成長
3章 コーポレートガバナンス・コード改訂、女性活躍推進法改正 ~ルールが変わった! 企業がやるべき6つのこと
・コーポレートガバナンス・コード改訂が企業に求めること ・企業の中核人材の多様性の確保 ・女性活躍推進法改正で、中小企業も女性活躍に対応 ・ダイバーシティに関する情報公開 好事例サンプル 大和証券グループ アフラック
4章 先進企業は何をやっている? D&I取り組み事例 ~グローバル先進企業はここまでやっている!
・日経WOMAN「女性が活躍する会社」歴代1位のすごい取り組み 【アクセンチュア】 15年以上積み重ねた女性育成&両立施策 -ヒントは「トップから現場まで組織全体でKPI管理」 -組織の変化に応じた4ステップで実行 I&D施策とは? -女性リーダーを輩出し続ける5つの取り組み 【日本IBM】 女性活躍の老舗 伸び悩みを乗り越えた秘策 -ダイバーシティは正論。しかし経済状況が厳しくなると… -営業系コミュニティー、技術系コミュニティー -女性管理職比率が13%で踊り場、スポンサー役員を導入 -ビジジネスど真ん中のポジションに女性任命、サポートする 【丸井グループ】 「しあわせの実現」とKPI管理で、成果を出す -しっかり目標数値を掲げ、斬新な研修や勉強会で実績を出す -新事業・イノベーションを起こすために「手挙げ、対話」の文化を
【キーパーソン対談3】 サイボウズ代表取締役社長 青野慶久氏 「仲良しこよしでは改革できない」。究極の多様性組織の実態を聞いてみた
5章 日経WOMAN「女性が活躍する会社BEST100」 ~働きがい、働きやすさの両視点で4つの部門賞
・522社からの回答を、4つの指標で採点 ・外資系2強に、りそな、アフラック、資生堂、千葉銀が挑む ・管理職登用度部門では、女性役員比率を評価 ・女性活躍部門1位に第一生命、東京海上、日立、三井住友海上 ・ワークライフバランス度部門1位は、日本生命保険 ・ダイバーシティ推進度部門1位は、NEC ・業種ごとに課題は違う。解決策を見抜こう ・勤続年数で、「働きやすさ」と「働きがい」を探る ・長く働く女性社員は社内に多くいるが… ・女性活躍推進の第一歩は、自社の身体測定から
6章 日経xwoman「女性取締役ランキング」 ~上位企業、多様性ゼロ企業発表
・女性取締役ランキング発表、「育成不足」が浮き彫りに ・全取締役のうち、女性は12.6%にとどまる結果 ・女性取締役比率ランキング 1位ローソン、2位資生堂 ・内部昇格で代表取締役や常務に就任も ・90%が社外取締役 「数合わせの多様性」ではないか? ・「社外取」頼みから卒業しなければ、数合わせでしかない ・「多様性ゼロ企業」はどこ? 独自調査43社リスト公開 ・ファストリ、信越、JR東海、キヤノンは5年間1人も女性取締役なし ・企業のパーパスを「見える化」させる ・「女性が輝く企業」と旗を振るだけではダメ
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著者略歴(羽生 祥子) |
日経BP 日経xwoman編集部 編集委員
京都大学農学部入学、総合人間学部卒業(文芸論主専攻、認知科学論副専攻)。2000年に卒業するも就職氷河期の波を受け渡仏。帰国後に無職、フリーランス、ベンチャー、契約社員、業務委託など多様な働き方を経験しながらサバイバル。2002年編集工学研究所に入社し松岡正剛に師事。「千夜千冊」「情報の歴史」に関わる。05年日経ホーム出版社(当時)入社。12年「日経マネー」副編集長。13年「日経DUAL(当時)」を創刊し編集長。18年「日経xwoman」を創刊し総編集長。20年「日経ウーマンエンパワーメントプロジェクト」始動。内閣府少子化対策大綱検討会、厚生労働省イクメンプロジェクト、東京都子供子育て会議の委員などを歴任し、働く女性や共働き家族の声を発信している。大学講師、企業セミナー、TV等出演多数。プライベートでは2児の母。趣味はピアノ、料理、水泳、筋トレ、金融の勉強。目下、グローバルの中で薄れつつある「日本の個性」に着目。 |