『教養としてのインテリジェンス ~エピソードで学ぶ諜報の世界史 ~ 』の詳細情報

教養としてのインテリジェンス
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タイトル 教養としてのインテリジェンス
サブタイトル エピソードで学ぶ諜報の世界史
著者 [著者区分]小谷賢 [著・文・その他]
出版社 日経BP 日本経済新聞出版 レーベル
本体価格
(予定)
1200円 シリーズ 日経ビジネス人文庫
ページ数 312p Cコード 0131
発売予定日 2024-12-04 ジャンル 一般/文庫/政治-含む国防軍事
ISBN 9784296121168 判型 文庫(A6)
内容紹介
古代世界では、戦争においても情報収集より神々の信託という占いが行動基準となっていた。紀元前4世紀に活躍したアテナイの名将クセノポンは、デルフォイの信託によって大軍をシチリア島に派遣する作戦を実施して無残な失敗に終わった。これに対し、『孫子』では、戦争における占いを完全に否定している。カエサルは情報を重視したことで知られ、情報の秘匿にも力を入れた。アルファベットの「A→B」という具合に1字づつ置き換える換字式暗号を編み出し、これは「シーザー(カエサル)暗号」と呼ばれる。

情報収集には、公開情報による「オシント」、人的接触による「ヒューミント」という従来からの手法に加え、衛星画像や航空写真による「イミント」、イミントと地理空間情報から作成される「ジオイント」などがある。こうした最新テクノロジーの話も満載。本書は、月刊雑誌「Wedge(ウェッジ)」2021年4月号から2024年5月号までの連載をベースに加筆・修正したものだ。
目次
はじめに 
第1章インテリジェンスとは 
1・インテリジェンスと情報 
2・インテリジェンス・コミュニティ 
3・インテリジェンス・サイクル  

第2章 世界各国のインテリエンス 
1・今だからこそ押さえたい「インテリジェンス」の本質」 
2・世界の情報を牛耳るファイブ・アイズってなんだ!?
3・映画『007』とは違う! 英国「MI6」の世界 
4・世界に築かれた大英帝国の諜報網 
5・まさに「命懸け」! 米国を守るCIAの実態(以下、略)

第3章 インテリジェンスの世界史 
1・古代ギリシャにみるインテリジェンスの礎 
2・古代ローマの歴代皇帝にみるインテリジェンス軽視の結末 
3・「秘密国家」ベネチアはいかにして国を守ったか 
4・幾多の危機から国を守ったイングランドの"凄腕"宰相 
5・米国独立の裏側で暗躍した3人の「インテリジェンスの父」 
6・ナポレオンとロスチャイルド 命運を分けた「情報」
7・秘密警察が阻止したマルクスの共産主義革命(以下、略)
著者略歴(小谷賢)
日本大学危機管理学部教授。
立命館大学卒業、ロンドン大学キングスカレッジ大学院修士課程修了、京都大学大学院博士課程修了、博士(人間・環境学)、英国王立統合軍防衛安全保障問題研究所(RUSI)客員研究員、防衛省防衛研究所戦史研究センター主任研究官、防衛大学校兼任講師、ロンドン大学(LSE)客員研究員を歴任。主な著書に『日本のインテリジェンス史』『日本軍のインテリジェンス』『インテリジェンスの世界史』、訳書に『特務』『CIAの秘密戦争』(監訳)などがある。
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