『今日はさしみかった』の詳細情報

今日はさしみかった
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タイトル 今日はさしみかった
サブタイトル
著者 [著者区分]具志川具志男 [著・文・その他]
出版社 笠間書院 レーベル
本体価格
(予定)
1800円 シリーズ KAIKA
ページ数 160p Cコード 0092
発売予定日 2025-11-05 ジャンル 一般/単行本/日本文学詩歌
ISBN 9784305710604 判型 46
内容紹介
無職のときに短歌を始めた著者が、サブカルから社会まで、妄想力を駆使して詠った第一歌集。笹 公人×具志川具志男 おもしろ師弟対談も収録!

街の哀愁ハンター・具志川具志男。
レトロ×マヌケ=哀愁
この等式こそが、彼の短歌の本質である。
笹 公人

具志川さんは2005年にJ-WAVEで放送していた「笹公人の短歌blog」に投稿してくれていたんですよね。その頃から具志川具志男でやっていて。名前もインパクトがあるし歌も面白いから、僕はよく採用していて。当時はあの笹井宏之君と競った。(中略)それから歌会に来てくれるようになり、「未来」に入会して4年くらい経ちますよね。具志川さんは僕の歌のお笑い的な部分を受け継いでくれているひとりです。具志川さんは歌会にたくさん出てるから、歌もどんどん良くなる。「夕暮れに『さしみかった』とLINEすれば読み間違えて優しくなる妻」は特に印象に残っていて、歌集を出すならタイトルは「今日はさしみかった」がいいんじゃないかってずっと言ってたんですね。
解説対談 笹 公人×具志川具志男より

<収録歌より>
夕暮れに「さしみかった」とLINEすれば読み間違えて優しくなる妻
一年ぶりに泊まったホテルでWi-Fiが勝手につながるような再会
とこしえに実家で暮らす弟はテレビの中にシーマンを飼う
zipファイルとパスワードが別々に届くみたいに雷が来る
自分とはあなたのことであなたから自分と呼ばれし夜の岸和田

KAIKAレーベルとは……
日本最古の歌集『万葉集』から、現代短歌まで。KAIKAレーベルは、日本文学、日本語、日本文化などの専門書、学術書、一般書を主に編集・出版してきた笠間書院が、ベテラン歌人の監修のもと、現代歌人の第一歌集を刊行するために立ち上げました。上代から現代まで、あらゆる文学をつなぐ架け橋のひとつです。
目次
【目 次】

ワーク
  連絡します
  会議します
  外食します
早退します
外出します
出張します
飲酒します

ライフ
ファミリー
TV
  朝
親父
義母
爺詠
スマホ
テクノロジー
  夜

バランス
違和感
  男
ゲーム
ヤンチャ
聞いてください
学校
青春
勉強
未来

解説対談 笹 公人×具志川具志男
あとがき
著者略歴(具志川具志男)
1974年広島県福山市生まれ。未来短歌会笹公人選歌欄「抒情の奇妙な冒険」所属。『念力家族』に衝撃を受け、2005年に「笹公人の短歌Blog(J-WAVE)」へ短歌を投稿しまくる。ラジオ番組のコーナー終了後、短歌とは遠ざかることになるが、偶然に偶然が重なり、笹氏と直接会った2019年から“短歌のある生活第二章”をスタートさせる。
X(Twitter):@gushikawagushio
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