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タイトル |
ムーミンの哲学 新装版 |
サブタイトル |
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著者 [著者区分] | 瀬戸 一夫 [著・文・その他]
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出版社 |
勁草書房 |
レーベル |
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本体価格 (予定) |
2800円 |
シリーズ |
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ページ数 |
272p
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Cコード |
3010 |
発売予定日 |
2024-10-15 |
ジャンル |
専門/単行本/哲学 |
ISBN |
9784326154906 |
判型 |
46 |
内容紹介 |
刊行から20年超、好評を博してきた入門書を新装刊行。『ムーミン』の8つのエピソードが織りなす西洋哲学の旅。メルヘンの深層へ。
『ムーミン』の世界にちりばめられた西洋哲学が格闘してきたテーマを拾い出し、哲学が何を問題にしてきたのかを解説する入門書。『ムーミン』の8つのエピソードを読み解き、普段は見過ごしているものごとの大切な側面を私たちの目の前に浮かび上がらせる「有効な触媒としての〈哲学〉」を描き出す。メルヘンの深層に迫る試み。
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目次 |
まえがき
第I章 贋物と本物――ひこう鬼 現わる 第1節 西洋哲学の始まり 第2節 全能者のさがしもの 第3節 先入観の洗いだし
第II章 理想と現実――アリオンのたて琴 第1節 時間をめぐる問題 第2節 詩作の喜びと苦悩 第3節 過去を乗り越える
第III章 希望と創造――おちてきた星の子 第1節 理論と現実の関係 第2節 流れ星に託す願い 第3節 伝説が告げる真理
第IV章 他人と自分――鏡の中のマネマネ 第1節 〈わたし〉とは何か 第2節 鏡の中にある世界 第3節 見知らぬ人々の眼
第V章 秘密と自信――影なんか怖くない 第1節 論理の見えない罠 第2節 ペテン師の読心術 第3節 自信のある生き方
第VI章 儀式と人格――笑いの仮面 第1節 仲間のなかの自分 第2節 真の友情とは何か 第3節 伝承と戒めの真相
第VII章 流行と信頼――花占い大事件 第1節 日常的な生活世界 第2節 逆立ちする価値観 第3節 信じることの役割
第VIII章 運命と行為――赤い月の呪い 第1節 常識の転回と哲学 第2節 共に生きる困難さ 第3節 メルヘンの神秘性
あとがき 人名索引 |
著者略歴(瀬戸 一夫) |
瀬戸 一夫(せと かずお)
1959年生まれ。1990年東京大学大学院理学系研究科科学史・科学基礎論博士課程単位取得退学。2002年山崎賞受賞。現在:成蹊大学法学部特別任用教授。著書・論文:『講座ドイツ観念論』第三巻(弘文堂、1990年)共著、『真理への反逆』(富士書店、1994年)共著、『時間の政治史』(岩波書店、2001年)、『無根拠への挑戦』(勁草書房、2001年)、『コペルニクス的転回の哲学』(勁草書房、2001年)、『時間の民族史』(勁草書房、2003年)、『知識と時間』(勁草書房、2003年)、『科学的思考とは何だろうか』(ちくま新書、2004年)、『神学と科学』(勁草書房、2006年)、『時間の思想史』(勁草書房、2008年)、『カントからヘルダーリンへ』(東北大学出版会、2013年)、『なぜ科学はキリスト教圏で成立したのか』(勁草書房、2023年)、その他。 |