『異文化コミュニケーション入門 ~ことばと文化の共感力 ~ 』の詳細情報
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タイトル |
異文化コミュニケーション入門 |
サブタイトル |
ことばと文化の共感力 |
著者 [著者区分] | 宮津 多美子 [著・文・その他]
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出版社 |
勁草書房 |
レーベル |
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本体価格 (予定) |
2700円 |
シリーズ |
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ページ数 |
288p
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Cコード |
3036 |
発売予定日 |
2024-10-16 |
ジャンル |
専門/単行本/社会 |
ISBN |
9784326603763 |
判型 |
A5 |
内容紹介 |
多様性の時代に、異なる文化的背景をもつ人と交流するときに必要な、相手への共感力、普遍的な人間性を理解する力を身に付ける。
異文化コミュニケーションは社会学、人類学、言語学、心理学など既存の学問領域を横断する学際的分野として知られ、研究対象・テーマは多岐にわたる。本書は国内外の異文化コミュニケーションの実相やその背景にある文化の特異性や人間の普遍性を理解するための知識とスキルを提供し、異文化理解力や多文化共生力を涵養する。
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目次 |
まえがき
第1章 文化の諸相─日常における異文化─ 1.文化の定義 2.コミュニケーションモデル 3.コミュニケーションと文化 4.研究対象としての文化 【コラム】カルチャーマップ
第2章 文化と権力─文化のヒエラルキー─ 1.グローバリゼーション 2.社会のマクドナルド化 3.グローカリゼーション 4.想像上の共同体 【コラム】オリエンタリズム
第3章 異文化理解と言語習得─ことばで変わる現実─ 1.言語と認識 2.ペンタッド 3.言語習得の臨界期仮説 4.第二言語習得(BICSとCALP) 【コラム】クリティカルシンキング
第4章 言語と文化(1)─多言語・多文化社会における言語─ 1.言語と文化の関係 2.多言語・多文化社会 3.バイリンガル教育 4.英語公用語化運動 【コラム】エボニクス論争─言語・方言・標準語─
第5章 言語と文化(2)─言語が生む社会構造─ 1.ソシュールの言語学 2.言語帝国主義 3.ピジンとクレオール 4.リンガフランカとしての英語 【コラム】エスペラント語
第6章 非言語コミュニケーション─身体が伝えるメッセージ─ 1.非言語によるコミュニケーション 2.表情とジェスチャー 3.パラ言語・ボディランゲージ・近接学 4.視線・接触・外見・人工物 【コラム】沈黙という言語
第7章 文化間の交渉─エスニシティ・ジェンダー・階級が生む障壁─ 1.ハイ/ローコンテクスト 2.流行の心理学 3.身体改造(割礼) 4.身体改造(FGM) 【コラム】ポリティカルコレクトネス(PC)
第8章 文化としての時間・空間─仮想現実と監視社会─ 1.時間計測の歴史 2.文化における時間感覚 3.単一的時間・多元的時間 4.監視社会 【コラム】ゲーテッドコミュニティ(GC)
第9章 異文化接触(1)─文化の衝突・融合─ 1.よそ者(ジンメル) 2.マージナルマンと人種関係サイクル(パーク) 3.カルチャーショック(オバーグ) 4.内なる外国人(クリステヴァ) 【コラム】文化を超える絆─インターマリッジ─
第10章 異文化接触(2)─価値観の強化・変遷─ 1.文化の階層 2.カルチュラルスタディーズ 3.ステレオタイプ 4.認知バイアス 【コラム】権力との対話としての世論
第11章 アイデンティティの変容と他者化─イントラパーソナルコミュニケーション─ 1.アイデンティティの根源 2.アイデンティティの危機(『夜と霧』) 3.アイデンティティの崩壊(スタンフォード監獄実験) 4.アイデンティティの変容(ストックホルム症候群) 【コラム】アイデンティティポリティクス
第12章 メディアの進化─デジタル社会の光と影─ 1.マスメディア 2.ジャーナリズム 3.メディアの暴走 4.フェイクニュース 【コラム】メディア情報リテラシー(MIL)
第13章 コミュニケーションの深化─国境を超えるコンテンツ─ 1.通訳・翻訳 2.映画とドキュメンタリー 3.プロテストアート 4.スポーツと文化 【コラム】オリンピズム
第14章 異文化コミュニケーションの未来─文化的仲介者の役割─ 1.ソフトパワー 2.社会正義 3.コンフリクトマネジメント 4.許し 【コラム】囚人のジレンマ(ゲーム理論)
終 章 異文化コミュニケーションを学ぶということ あとがき ことばと文化の共感力─ウェルビーイングを高めるコミュニケーション力─
注 参考文献 図出所 人名索引 事項索引
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著者略歴(宮津 多美子) |
宮津 多美子(みやつ たみこ)
筑波大学大学院人文社会科学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。専門は米文学・文化、女性学・ジェンダー研究、異文化コミュニケーション。津田塾大学助手(助教)、順天堂大学准教授、関西外国語大学教授を経て、現在、跡見学園女子大学教授。主著はBodies That Work: African American Women’s Corporeal Activism in Progressive America (New York: Peter Lang, 2020)。単著に『人種・ジェンダーからみるアメリカ史:丘の上の超大国の500年』(明石書店)、共著に『アメリカ文学にみる女性改革者たち』、『アメリカ文学にみる女性と仕事:ハウスキーパーからワーキングガールまで』(ともに彩流社)、映画スクリプト翻訳(監修)に『ノッティングヒルの恋人』、『ヒューゴの不思議な発明』(ともにフォーイン・スクリーンプレイ事業部)がある。その他、論文多数。 |